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Win Win Windowsコラム
第29回 Windows Server 2012 R2とWindows 8.1
執筆:横山哲也

新しい技術、特に操作性に関する変化はなかなか受け入れられませんが、いったん普及すると、以前のことはすっかり忘れてしまうくらい慣れ親しんだものになります。


コンピューターの操作も同じで、古い操作はなかなか変えられないものです。物が現在の状態を維持すること(動いているものは動き続け、止まっているものは止まり続ける性質)を「慣性」と呼ぶのは、「慣れているものは変えにくい」という意味かもしれません。


●[スタート]メニューの歴史

[スタート]メニューはWindows 95が登場したときに初めて搭載されましたが、意外なことに「邪魔」「無駄」とずいぶんと非難されたものです。1995年頃は1024×768ドットでも高解像度とされ、多くのアプリケーションは640×480ドットが最低解像度、800×600ドットが標準だったくらいなので、常に画面を専有するスタートボタンを邪魔に感じた人も多かったようです。


Windows 8ではWindows 95以来の[スタート]メニューがなくなり、[スタート]画面になりました。Windows 8は2つの側面を持ちます。従来のアプリケーション(デスクトップアプリ)と、ストアアプリです。ストアアプリは全く新しい操作環境を提供し、タブレットやスマートフォンとPCを統合する操作体系です。タッチ操作を中心とするタブレットやスマートフォンには、精密な操作が必要なメニューは扱いにくいということなのでしょう。


余談ですが、ストアアプリの操作性は「Metro Style」という名称で知られていましたが、商標の問題が発覚し名前を変えることになりました。ところがいまだに一般的な名称がありません。「モダンUI」や「ストアアプリ」という名称はありますが、「モダンUI」は一般的な名称であり、「ストアアプリ」はアプリケーションの配布形式に由来するもので、どちらもしっくりきません。個人的には「かつてMetroと呼ばれたスタイル」という呼び名が気に入っているのですが、もちろんこれは冗談です。


といっても若い人には何の意味か分からないかもしれません。これは、イギリスのミュージシャン「プリンス」が、一時期自分の名前をシンボルマークにして読み方を決めなかったため「The Artist Formerly Known As Prince (かつてプリンスと呼ばれたアーティスト)」と称していたことに由来します。


Microsoft Office 2007が操作体系を一変させ、多くの人が戸惑いましたが、Office 2010で微調整を行うことで受け入れられたように、Windows 8にも微調整が必要だと考えたのか、思ったよりも早く次期バージョンが登場しそうです。「Windows 8.1」と正式名称も決まり、年内にも登場するということです。


●[スタート]メニューの復活

Windows 8.1では「[スタート]ボタンが復活」と噂されていいたため、[スタート]メニューが復活すると思っていた人も多かったようですが、実際に復活するのはボタンだけで、メニューの構成は変わっていないようです。失望した人も多いようですが、マイクロソフトは新しい操作体系にそれだけ自信を持っているのでしょう。


その他にもいくつかの変更が予定されているようですが、あまり劇的に変化するものはなさそうですので、IT担当者は一安心というところかもしれません。


ただ、新バージョンには違いないので注意しないといけないことがあります。多くの企業ではWindows XPからWindows 7への移行を検討しているところです。しかし、マイクロソフト製品の多くは現行バージョンと1つ前のバージョンしかサポートしません。たとえば、Office 2013はWindows 8とWindows 7のみをサポートし、Windows Vistaはサポートしません。そのため、Windows 8.1登場後は、Windows 8.1とWindows 8のみをサポートし、今後登場する新製品ではWindows 7がサポートされなくなる可能性があります。


実際のサポートルールには例外が設定されることも多いので、現実にどうなるかは分かりませんし、現在使っているアプリケーションが使えなくなるわけではありませんが、覚悟はしておいた方が良さそうです。


OSそのもののサポートは10年以上ありますが、アプリケーションがサポートするOSの期間は特に決められていないことに注意してください。


●Windows Server 2012 R2

クライアントOSであるWindows 8.1に対応するサーバーOSが「Windows Server 2012 R2」です。こちらもマイナーチェンジに留まりそうですが、ネットワークの接続性など、柔軟なワークスタイルをサポートする機能がさらに強化されるようです。


日本の労働法は、在宅勤務を含め、勤務地を固定しないワークスタイルを想定していないため、実際に導入するのは難しそうですが、うまく使えば子育て中の父母や介護に直面した方の力になるはずです。


●新OS対応準備は?

Windows 8.1の中身は、Windows 8と大きく変わらないと思われるので、Windows 8の技術を習得しておけばWindows 8.1にも簡単に対応できるはずです。また、Windows Server 2012 R2についても同様にWindows Server 2012の技術を習得することで十分対応できるはずです。


グローバルナレッジネットワークでは、Windows 8とWindows Server 2012について以下の教育コースを提供しています。企業の競争力を高め、個人の生産性を上げるために是非これらの教育コースをご活用ください。

また以下のコースはWindows 7を対象としていますが、Windows 8の展開にも応用できます。

[Windows 8][2013年6月10日配信]

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