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Win Win Windowsコラム
第22回 Windows XP、Windows 7、Windows 8、どれを使う?
執筆:横山哲也

Windows 8のβテストが始まっています(「Windows 8」はコード名であり、正式名称と決まったわけではありませんが、便宜上「Windows 8」で通します)。Windows 7への移行も終わっていないに、と思う方も多いかもしれません。今回の記事が、Windows 8導入のヒントになれば幸いです。


●WindowsのGUIはよく変わる

WindowsのGUIは何度も変化しています。Webサイト「Computer World」の記事「画面キャプチャで見るWindowsの25年間」では、Windowsの全バージョンの画面ショットを見ることができます。


最初のWindowsはタイリングベースのものでした。これは技術的な問題ではなく、「ウィンドウが重なって見えなくなったら、利用者が戸惑うだろう」という判断からだということです。実際の画面を見るとダイアログボックスが重なっていますから、オーバラップ型(ウインドウの重ね合わせがある形)が可能だったことが分かります。


Windows 1.0は、NECのPC-100に採用されたそうですから、私も店頭デモマシンを触ったことがあるはずです。でも、マウスが搭載されていたのは覚えていますが(ステンレス球を使っていました)、ウィンドウシステムについては記憶にありません。記憶にないということは、逆に受け入れられやすかったのかもしれません。


Windows 2.0からはオーバラップ型に変わります。このあと、Windows 3.1までは見栄えが変わるだけでほとんど変化はありません。


大きく変わったのはWindows 95です。ここでスタートメニューやタスクバーが導入されました。その後Windows XPで「Luna」と呼ばれるGUIになり、Windows Vistaで「Aero Glass」が導入されました。Windows 7もAero Glassを踏襲しています。


Windows 95が導入された当時、ウィンドウの最大化と最小化のズーミングは無駄だとか、タスクバーは画面の描画エリアを圧迫するとか、いろいろ悪く言われました。


そのせいか、Windows XPでは従来の[スタート]メニュー形式に切り替える機能が付きました。今でもWindows XPをWindows 95スタイルで使っている人は大勢いるはずです。


Windows Vistaもさんざんな言われようで、やはり多くの方がWindows XP互換の「クラシックスタイル」に変更しているようです(Windows 95スタイルはなくなりました)。


使い慣れたものを使いたいという気持ちは分かりますが、新しいものは新しいだけの価値があるのも確かです。慣れなくても、無理に使ってみると、案外使いやすい面が見えてくるかもしれません。


●Metro Style

Windows 8では「Metro Style」と呼ばれるGUIが採用される予定です。Metro Styleは、アプリケーションの作り方から変わってしまうので、従来のアプリケーションとは違う画面で動作します。ただし、[スタート]メニューはなく、[Windows]キーを押すとMetro Styleのアプリケーション一覧画面に切り替わります。


Windows 8では、ログイン画面からシャットダウン手順まで、多くの操作が変化します。スマートフォンやタブレット端末の操作を全面的に取り入れることで、ユーザー層の拡大、あるいはスマートフォンに流れたユーザー層の奪還を目指しているようです。


私は昔からタッチ操作が嫌い(苦手)で、スマートフォンもタブレットも使っていません。iPhoneの写真を見せられたときも、何度も誤操作をしてしまい「横山さんはもうiPhoneを持たなくていいです」と言われたくらいです。


そういえば、私はApple社のGUIとは相性が悪いようで、Macintoshの利用も苦労しました。今まで使ったOSは日立VOS3(メインフレームです)、CP/M、MS-DOS、HP OpenVMS、UNIXのC Shell、X Windows System上のuwm、twm、DECwindows、OSF/Motif、Windows 2.0以降の全バージョンと、多くのOSを使ってきましたが、MacOSだけはどうしても慣れませんでした。


直接真似たわけではないようですが、Metro StyleはiPhoneの影響が強く出ています。現在、Windows 8のベータ版を使っていますが、ちょっとした操作をするのも苦労します。コントロールパネルひとつ出すのも大変です。


それでも、従来のWindowsと同様、慣れれば今までよりも使いやすいはず、と思って無理に使っています。今回は互換GUIも提供されません(提供できない)ので、仕方ありません。


●Windows 8の導入はいつ?

Metro StyleのGUIは、Windows Vistaでの変化とは比べものにならないくらい大きく変化します。早期に導入した場合は、教育コストが高く付いてしまう可能性があります。ただ、スマートフォンの利用者には案外受けがいいので、利用者のバックグラウンドによっては苦労せずに導入できるかもしれません。


一方、Windows XPはSP2までのサポートは終了していますが、SP3のサポート期間があと2年ほど残っています(2014年4月 8日までの予定)。アプリケーションの動作検証やマニュアルの更新を考えると、さすがにそろそろ次のバージョンに移行したいところです。この時、最も安全なのはWindows 7への移行でしょう。


既にWindows 7をお使いの方はそのまま使っていただくのが得策です。現時点でWindows 7のサポート期間は2020年1月14日までとなっています。あと8年近くありますから、安心して使えます。
ただし、タブレットPCの導入を検討しているのであればWindows 8を採用するのもいいと思います。タブレットPCの操作とMetro Styleは非常に相性がいいという話です。2001年と、ちょっと古い話ですがガートナージャパンは「企業内のOSは1種類に絞るのは導入コストが大きすぎる、多すぎるとサポートコストが大きすぎるので、4種類程度までに絞ると良い」と主張しています。

出典:日経ITpro「3年先を見据えたクライアントPC移行計画で,短過ぎるOSライフ・サイクルに備える


現在はOSのバージョンアップ間隔が延びているので、2種類くらいにできるかも知れませんが、1種類に統一するのはかえって管理コストがかさむと思われます。デスクトップやノートPCはWindows 7、タブレットはWindows 8とし、タブレットに慣れたところで全面的にWindows 8、というシナリオが良いのかもしれません。


●Windows 7の展開

Windows 7の全社展開を考えている場合は、教育コース「Windows 7 標準クライアント環境の構築と展開 (#50591)」が役に立ちます。テキストではWindows Vistaからの移行が中心ですが、Windows XPからの移行にもほとんどがあてはまります。


また、Windows 7の機能を一通り学びたい場合は「Windows 7 のインストールおよび構成 (#10226)」がおすすめです。このコースは「ITキャリア パッケージ キャンペーン」の対象なので、今受講いただくとMCP試験の受験チケットとTechNetサブスクリプション(1年分)が付いてきます。TechNetサブスクリプションには、マイクロソフトの主要なソフトウェア製品が全て含まれますので、テスト環境の構築などにお使いください。ライセンス上、業務に使うことは禁止されていますが、機能制限も利用期間の制限もありません。

Windows 8の声も聞こえてきますが、実際に企業クライアントはWindows 7の導入が本格化してきたところです。効率よく導入するために、ぜひ教育コースの受講をご検討ください。きっとWindows 8の導入にも役立つはずです。

[Windows 7資格取得][2012年4月10日配信]

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第3回: 好奇心と向上心を持ち続けること
執筆:福田 真紀子

私が所属しているグループの講師はこの時期、新入社員研修として入門系コースを数多く担当します。学生時代に情報系の学習をした人にとって、「コンピュータ入門」のようなコースは既知の内容も多く含まれます。中にはテキストを少し見ただけで「ここは勉強しなくてもいいや」と思ってしまう方もいて、せっかくの機会なのにもったいないなぁと感じています。


しかし、どのようなことに対しても好奇心や向上心を持って取り組むということは、思っているよりも難しいものです。私は、現在Windows 7を利用していますが、Windows 7は直感的に使えることもあり、マニュアルも読まず、新機能を勉強することもなく使っていました。もちろんWindowsはずっと使ってきていますし、基本的な部分は変更がないので、何の問題もなく使えます。ただ、あることをきっかけにWindows 7の機能を調べていたら、意外と知らない新機能や便利な使い方がありました。やはり、知っているつもりになってはダメですね。


せっかくなので、今回は、エンドユーザーの方に便利なWindows 7の機能をいくつかご紹介します。


■ナビゲーション機能
Windows 7では、タスクバーやデスクトップの機能が拡張されています。
たとえば、タスクバーのアイコンを右クリックあるいは上にドラッグすると、使用しているアプリケーションに応じたジャンプリストが表示されます。このリストを利用すれば、最近使用したドキュメントに素早くアクセスしたり、Internet Explorerで良くアクセスするサイトやお気に入りのサイトをすぐに表示したりできます。
それから、沢山のウィンドウをすべて最小化したい場合、カーソルをタスクバーの一番右に動かすだけで、開いているすべてのウィンドウが透明になり、デスクトップを表示できます。デスクトップの表示はWindows XPやWindows Vistaではタスクバーの左側にあったので意外と気がつかない方も多いかもしれません(私もしばらく「あのボタンはどこに行ったんだろう?」と探してしまいました...)。

   

      

 また、1つのウィンドウ以外のすべてのウィンドウを最小化する場合は、Aeroシェイクが便利です。特定のウィンドウの上部をクリックしたままシェイク(タイトルバーを素早く左右にドラッグ)すると、画面上のその他のすべてのウィンドウがタスク バーに最小化されます。
その他、開いているウィンドウを画面の端にスナップする(画面の端にぴったり合うようにサイズ調整する)機能など、細かいところが変わっていますので、実際にいくつか試してみてください。 


Win7-Desktop (2).JPG

 

■ファイルの管理
ファイル管理に関するWindows 7の新機能と言えば「ライブラリ」でしょう。
通常、コンピュータ内のファイルはフォルダで階層構造を使って管理します。たとえば、顧客別にフォルダを作成し、さらにその中に提案書や見積書という風に階層構造を作ると、顧客別にファイルを探すのは簡単ですが、「提案書」という単位でファイルを探すのは困難です。これを解決するのがライブラリ機能です。

ライブラリは、該当する複数のファイルがそれぞれ異なる場所にある場合でも、仮想的に単一のフォルダにあるように見せる機能です。ライブラリを作成すれば、上記の例のように実際には異なるフォルダにある提案書を1つのフォルダにあるように見せることが可能です。
また、ライブラリは異なるコンピュータ上にあるフォルダも参照できるため、今後は、さまざまな場所に存在するファイルを効率的に管理することができるようになるでしょう。 

 

 

Win7-library.jpg 

 

 

■トラブルシューティング機能の追加
Windows 7には非常に多くのトラブルシューティング機能が組み込まれており、エンドユーザーは自分でより多くの技術的問題を解決できるようになっています。中でもヘルプデスクやサポートの方に役立つ機能は、「問題ステップ記録ツール」ではないかと思います。コントロールパネルの[トラブルシューティング]-[友人の支援を受ける]-[問題ステップ記録ツール]あるいは、「PSR.EXE」を実行すると「問題ステップ記録ツール」が起動します。このツールを使うと、一連の操作の画面ショットをとり、操作手順を分かりやすくファイルに書き出してくれます。この機能を使えば、トラブル報告時だけでなく、実家の母に何をどうしたらよいのか説明するのも楽になるかもしれません。

  

 

 このようなWindows 7の新機能に関しても、少し興味を持って調べ、知識を身に付けることで、業務の効率をあげることができます。


IT業界は技術の進歩が速く、毎日多くのサービスや技術が発表されています。常に好奇心と向上心を持ち続けるためには、積極的に発表の機会を作る、勉強会を企画するなど、自分で何かきっかけを作ると良いでしょう。

 

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Windows 7に関しては、トレーニングコース+MCP無料受験チケット+ソフトウェア(Windows 7 Ultimate)がセットになったお得なキャンペーンも実施しています。このコースでは、Windows 7を企業で管理する際に必要なスキルを修得できます。今後導入計画があるIT管理者の方は、研修で一通りの機能を試してみるのはいかがでしょうか。また、今後、Eラーニングコンテンツとしても提供する予定ですので、ご期待ください。

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福田 真紀子

グローバル ナレッジ ネットワーク株式会社で、1997年よりWindows関連コース、ネットワーク関連コースを中心に担当。
現在は、ソリューション本部アーキテクチャーグループ プロダクトマネージャーとして、OS、データベース、アプリケーションサーバー、.NET開発などITプロフェッショナル向け教育コースをとりまとめている。 


[Windows 7][2010年5月20日配信]

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