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第53回 [開発スキル再始動特集6] BBQ にてインシデント発生、その時チームは?
執筆:鈴木和久

会社で BBQ (バーベキュー) を主催するチームに参加しています。春秋 2 回開催することもあれば悪天候などが重なり 1 回も開催できなかった年もありましたが、かれこれ 10 年以上継続している恒例行事になっています。同僚だけでなく、その家族も参加するので回を重ねる度に子供達の成長に目を細めたりして、なんだか親戚の集まりみたいなほのぼのとした雰囲気のイベントです。


■ BBQ でプロジェクト管理実践


BBQ は、よくプロジェクト管理系研修の演習課題になります。要求管理(要件管理)、リソース管理、スケジュール管理、リスク管理、インシデント管理など、プロジェクト管理に必要な多くの要素を含む上、業務内容に依存しないテーマなので題材として扱いやすいからでしょう。
最近では、食材や道具の調達から調理、そして後片付けに至るまで一手に引き受けてくださる業者もたくさん存在するので、BBQ のハードルはずいぶん下がりましたが、それでも悪天候への対応など幹事チームがやらなければならないタスクは多いでしょう。
私達の BBQ チーム(ただの有志の集まり) は、外部の BBQ 業者に頼ることなく全てを自前で執り行っており、その分タスクも多いのですがイテレーションを重ねる毎に各タスクのプロセスが洗練されてきたように思います。当初は食材が余ったり足りなかったりしたのですが次第に最適化されてきましたし、レギュラー メニュー(典型的な BBQ 串、ロースト ビーフ、スペアリブ) などのクオリティも向上してきたと思います。BBQ チームのベロシティ(対応力)が試行錯誤の繰り返しによって継続的に強化されてきたたからでしょう。


■ BBQ にてインシデント発生


先日開催した BBQ の目玉は「ソフトクリーム」でした。特別な機材を使用せず、ボウルと泡立て器及びボウルを冷やす氷(塩を加える)で作ります。テレビ番組で作り方を見ただけという「うっすらとした記憶」と、「材料と手順の箇条書きのみの頼りなさげなレシピ」で初挑戦するというリスクが一杯のメニューです。
それなのに当日会場に向かう道すがら、牛乳、生クリームにゼラチンを加えて溶かすための「鍋」と、氷を入れる外側のボウルを忘れた事に気づきました。これでは子供達が楽しみにしているソフトクリームが作れません。「やりたいことをやれない状況」つまり「インシデント」の発生です。
子供達をがっかりさせる訳にはいきません。他の参加者にお願いして急遽、鍋を持参して貰い、さらに会場に近いホームセンターでボウルを買ってきて貰うことで、対応することができました。
今回のインシデントは BBQ チームのメンバーが早期に気づけたので、時間内に対策が打てましたがデザートの時間になってから気づいていたら、ソフトクリームは作れなかったでしょう。


SoftCream.jpgのサムネール画像


■ TFS (Team Foundation Server) におけるインシデント管理


TFS では、プロジェクトで管理対象となるタスク、テスト ケース、バグ、リスクなどを、「作業項目」と呼ばれる要素として個別にデータベースで管理します。一度登録された作業項目は、チーム メンバーによって共有され、然るべき対処が行われた後、その対応の履歴が継続的に記録されます。削除することはできない仕様になってますので、完全に対応が完了するかキャンセルされるまでアクティブな状態でデータベースに残り続け進捗管理の対象となります。
第51回 [開発スキル再始動特集4] 世界はそれを探索的テストと呼ぶのです 」で御紹介した、探索的テスト(Exploratory Testing) の結果生成される「バグ作業項目」もその一つです。バグ作業項目は、テスト担当者や運用担当者が発見したバグの状況を障害報告書(チケット) として纏めたものですが、TFS では予期せず発生する例外を、「インシデント作業項目」として TFS のデータベースに自動登録してくれる便利な機能があります。


■ PreEmptive Analytics for TFS CE


PreEmptive Analytics for TFS CE は、アプリケーションで発生した例外レポートを収集し、開発チームの担当者が予め定義した規則としきい値に従って、インシデント作業項目を自動登録します。インシデント作業項目には、発生した例外の種類、スタック トレース、実行時にロードされたすべてのアセンブリ リストなどが含まれます。
例外発生時のインシデント管理を迅速に着手するための「予防的な対策」として利用することができます。PreEmptive Analytics for TFS CE によってユーザーやテスト担当者、運用担当者が認知する前に、いち早く詳細な情報を把握することも可能になりますので、致命的なインシデントになってしまう前に、有効な対策が打てる可能性が高くなります。
また、ソースコードを変更せずに既存のアセンブリ ファイルに後から機能を追加することが出来ますので、テスト環境で再現させることが難しいエラーが本番環境で不定期に発生するような、悩ましい状況でのエラー詳細情報の収集などで大きな効力を発揮します。


要求管理、設計、実装、テスト、運用にいたる全工程を総合的に管理するアプリケーション ライフサイクル マネージメント (ALM) と、チーム開発の活性化に関連する研修として以下をご紹介します。

Visual Studio によるアプリケーション ライフ サイクル管理 ~70-498対応~(MSC0462G)
※演習課題は BBQ ではありません:-)

その他、システム開発系の情報は「Visual Studioによるアプリケーション開発とライフサイクル管理(ALM)」でご紹介しています。ぜひご覧ください。

[.NET Frameworkシステム開発][2014年10月 7日配信]

 

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