NEW TRAIN(R)~新入社員研修の知恵袋~コラム
第1回: 新入社員研修の知恵袋
みなさまこんにちは。新入社員研修についてのコラムが新たにスタートします。「研修」に限らず、新入社員に関する様々なことを幅広く、堅苦しくない語り口で連載していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
第一回目のコラムということで、研修から少し離れて、新入社員・社会人になる時、なってから読んでおいた方がよい本についてご紹介したいと思います。「新人のうちにたくさんの本を読んでおいた方がよいと言われるのですが、何を読んだらよいのでしょう。」とよく聞かれますので、その回答にもなるように(紙面の都合もありますが)幅広く紹介します。
技術書はあえて外しました。「全新入社員」対象の推薦本です。
ところで本を読むときには、いわゆるハウツー本や要約本ではなく、本物、いわゆる「原典」を手に取り、分からないながらも読み切ることが大切です。安易にハウツー本などに頼ってしまう癖がつくと、本物の力がつきません。新人のうちから心がけていただきたいと思います。
まず、就職する業界に関係なく新人の時に読んでおいた方が良い本として、やはり、ドラッカーは外せないところです。ダイヤモンド社から様々な版で出ています。ドラッカー本はたくさんありますが、特に以下の3冊は、社会人として必須のものだと思います。大きな書店なら、どの本屋に行ってもあると思います。
1.経営者の条件
2.現代の経営
3.抄訳マネジメント
「新人なのに、経営?マネジメント?」と思われるかもしれませんが、この3冊は、自分自身のマネジメントを考えるうえでも欠かせません。近年は、「就職」ではなく「就社」する新人が多く、自律できていないという声を、新入社員を預かる現場のご担当者から多く聞きます。自分自身を鍛える意味でも、新人のうちにこそ一度読んでおいてほしい本です。ドラッカー本は「要約本」が山のように出版されていますが、やはり、本物を読んでいただきたいと思います。また、この3冊を読んで、次のドラッカー本にチャレンジするのもよいでしょう。
次に、「企業とは」を考えるうえで推奨したい本です。どの本屋にもあると思います。
4.ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の法則
誰もが知る世界No.1の企業の経営理念が一望でき、世界No.2企業との違いは何か、が分かります。経営書というより、「企業が決断をするとはどういうことか」を知るのに向いています。この本をきっかけに企業に関する様々な本にチャレンジしていただければと思います。なお、この本は出版されてから大分年月がたっており、内容的に現代とそぐわないところもあるかと思います。また、米国企業が中心ですので、なじみのない企業がたくさん出てきますが、大変面白い本です。必読書として挙げておきます。続編も出ていますので、そちらも手に取ってみてください。
次に、頭の筋肉を「ビジネス向け」に鍛え、柔らかくするために以下の2冊を推薦しておきます。大きな書店だったら、必ず置いてあると思います。
5.ブレイン・ティーザ ビジネス頭を創る 100の難問
6.ポールスローンのウミガメのスープ
論理パズル、ラテラルシンキングパズル、フェルミ推定問題、ケーススタディ問題、水平思考推理ゲームなど、様々な角度から脳の筋肉を解きほぐしてくれます。パズル・ゲーム問題としては、この2冊をきっかけに、様々なことを「考える」癖をつけていただけるとよいと思います。こちらも、類似本がたくさん出版されていますので、自分で検索して手に取ってみるのもよいと思います。
最近出版された本で押さえておきたいのは、以下の2冊です。
7.街場のメディア論
8.これからの「正義」の話をしよう
7.は神戸女学院大学文学部総合文化学科教授 内田樹氏の新書です。内田氏の本はたくさん出ていますので、他の著作も読まれるとよいと思います。この本は、メディアに関する氏の考えが読みやすい文体で書かれたものですが、特に第1講 キャリアは他人のためのもの をお読みいただきたいと思います。仕事をするとはどういうことなのか、適正ってなんだ、など小文ですが、深く考えさせられる内容です。お勧めです。
8.は最近話題になった、ハーバード大学教授マイケル・サンドル氏の哲学書です。読みやすい本では決してありません。一度手にとって、なぜ今この本が話題になっているのかを考えるものよいと思いますので推奨しておきます。
最後に、「どの本をどのように読むべきか」を考えていただくために以下の本を推奨しておきたいと思います。
9.本を読む本
講談社学術文庫に入っています。読みやすい本ではありませんがこの本を読んで、「自分の判断で」本を買うようになっていただければと思います。本は、「借りて」読むものではなく「自腹を切って」読むものですし。
以上、何冊かご紹介させていただきましたが、これらの本を書店で手に取り、実際に読まれて、更に次々と「自分の判断」で本を読んでいただくきっかけになればうれしいです。
ちなみに、わたしは、一日一冊の読書を心掛けています。時間がない時でも、読書の時間を作るように心がけています。本を読むことって、楽しいですからね!
えっ?推奨本は全部読んでしまっている?では、別の機会にさらに推奨本をご紹介しますね。
次回以降は、新入社員研修を設計するうえでのポイントなど、事例を交えながら幅広くご紹介していく予定です。
みなさまこんにちは。新入社員研修についてのコラムが新たにスタートします。「研修」に限らず、新入社員に関する様々なことを幅広く、堅苦しくない語り口で連載していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
第一回目のコラムということで、研修から少し離れて、新入社員・社会人になる時、なってから読んでおいた方がよい本についてご紹介したいと思います。「新人のうちにたくさんの本を読んでおいた方がよいと言われるのですが、何を読んだらよいのでしょう。」とよく聞かれますので、その回答にもなるように(紙面の都合もありますが)幅広く紹介します。
技術書はあえて外しました。「全新入社員」対象の推薦本です。
ところで本を読むときには、いわゆるハウツー本や要約本ではなく、本物、いわゆる「原典」を手に取り、分からないながらも読み切ることが大切です。安易にハウツー本などに頼ってしまう癖がつくと、本物の力がつきません。新人のうちから心がけていただきたいと思います。
まず、就職する業界に関係なく新人の時に読んでおいた方が良い本として、やはり、ドラッカーは外せないところです。ダイヤモンド社から様々な版で出ています。ドラッカー本はたくさんありますが、特に以下の3冊は、社会人として必須のものだと思います。大きな書店なら、どの本屋に行ってもあると思います。
1.経営者の条件
2.現代の経営
3.抄訳マネジメント
「新人なのに、経営?マネジメント?」と思われるかもしれませんが、この3冊は、自分自身のマネジメントを考えるうえでも欠かせません。近年は、「就職」ではなく「就社」する新人が多く、自律できていないという声を、新入社員を預かる現場のご担当者から多く聞きます。自分自身を鍛える意味でも、新人のうちにこそ一度読んでおいてほしい本です。ドラッカー本は「要約本」が山のように出版されていますが、やはり、本物を読んでいただきたいと思います。また、この3冊を読んで、次のドラッカー本にチャレンジするのもよいでしょう。
次に、「企業とは」を考えるうえで推奨したい本です。どの本屋にもあると思います。
4.ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の法則
誰もが知る世界No.1の企業の経営理念が一望でき、世界No.2企業との違いは何か、が分かります。経営書というより、「企業が決断をするとはどういうことか」を知るのに向いています。この本をきっかけに企業に関する様々な本にチャレンジしていただければと思います。なお、この本は出版されてから大分年月がたっており、内容的に現代とそぐわないところもあるかと思います。また、米国企業が中心ですので、なじみのない企業がたくさん出てきますが、大変面白い本です。必読書として挙げておきます。続編も出ていますので、そちらも手に取ってみてください。
次に、頭の筋肉を「ビジネス向け」に鍛え、柔らかくするために以下の2冊を推薦しておきます。大きな書店だったら、必ず置いてあると思います。
5.ブレイン・ティーザ ビジネス頭を創る 100の難問
6.ポールスローンのウミガメのスープ
論理パズル、ラテラルシンキングパズル、フェルミ推定問題、ケーススタディ問題、水平思考推理ゲームなど、様々な角度から脳の筋肉を解きほぐしてくれます。パズル・ゲーム問題としては、この2冊をきっかけに、様々なことを「考える」癖をつけていただけるとよいと思います。こちらも、類似本がたくさん出版されていますので、自分で検索して手に取ってみるのもよいと思います。
最近出版された本で押さえておきたいのは、以下の2冊です。
7.街場のメディア論
8.これからの「正義」の話をしよう
7.は神戸女学院大学文学部総合文化学科教授 内田樹氏の新書です。内田氏の本はたくさん出ていますので、他の著作も読まれるとよいと思います。この本は、メディアに関する氏の考えが読みやすい文体で書かれたものですが、特に第1講 キャリアは他人のためのもの をお読みいただきたいと思います。仕事をするとはどういうことなのか、適正ってなんだ、など小文ですが、深く考えさせられる内容です。お勧めです。
8.は最近話題になった、ハーバード大学教授マイケル・サンドル氏の哲学書です。読みやすい本では決してありません。一度手にとって、なぜ今この本が話題になっているのかを考えるものよいと思いますので推奨しておきます。
最後に、「どの本をどのように読むべきか」を考えていただくために以下の本を推奨しておきたいと思います。
9.本を読む本
講談社学術文庫に入っています。読みやすい本ではありませんがこの本を読んで、「自分の判断で」本を買うようになっていただければと思います。本は、「借りて」読むものではなく「自腹を切って」読むものですし。
以上、何冊かご紹介させていただきましたが、これらの本を書店で手に取り、実際に読まれて、更に次々と「自分の判断」で本を読んでいただくきっかけになればうれしいです。
ちなみに、わたしは、一日一冊の読書を心掛けています。時間がない時でも、読書の時間を作るように心がけています。本を読むことって、楽しいですからね!
えっ?推奨本は全部読んでしまっている?では、別の機会にさらに推奨本をご紹介しますね。
次回以降は、新入社員研修を設計するうえでのポイントなど、事例を交えながら幅広くご紹介していく予定です。
[][2010年10月12日配信]


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