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つながるネットワークコラム
第1回: Cisco Roomは私たちの手作り
執筆:拝野 学

◆ネットワークとは?

みなさん、こんにちは。ソリューション本部 ネットワークグループ マネージャの拝野 学です。


ネットワークとは、「機器と機器をつなげて情報を伝達する・共有するための通信ネットワーク」を表すこともあれば、「人との交流や組織のつながりを表す社会的ネットワーク」を表すこともあります。
私たちネットワークグループがトレーニングを行っているのは、もちろん前者です。私たちのグループはルータ/スイッチからユニファイドコミュニケーション、セキュリティ、Voice、無線LAN、設計といった通信ネットワークに関連する幅広い分野の研修を担当しています。そして基礎的な内容から応用技術まで、研修に参加される多くの人に効果的・効率的に修得していただけるように、日々工夫を重ねています。

このような通信ネットワークをつなげる技術を教えている私たちは、研修を通じて多くの人や多くの会社をつなぐ社会ネットワークを広げていくことを大切にしています。
そこで、通信ネットワークをつなぐ技術を多くの方に修得していただきたいという思いと、人や組織とをつなぐ社会的ネットワークを広げていきたいという思いを込めて、「つながる ネットワーク」というコラムを始めることにしました。


「つながる ネットワーク」は、グローバルナレッジでネットワーク関連の研修を担当している講師が順にリレー形式で執筆していきます。ネットワークに関連してそれぞれの講師の専門分野における技術的な話題や、みなさんの学習の参考になるようなトピックをはじめとして、ネットワーク技術を通じて深まった人や組織とのつながり・交流についてもお伝えしていきたいと考えています。


今回は第1回目、身近な話題ですが、当社が研修の演習環境として用意しているマシンルーム(通称:Cisco Room)についてご紹介します。

 

◆Cisco Room ~グローバルナレッジが誇る研修設備~

新宿ラーニングセンターの受付をとおると、まず目に入ってくるのがガラス張りでライトアップされているマシンルームです。このマシンルームを通称Cisco Roomと呼んでいます。Cisco Roomは、グローバルナレッジが誇る研修設備です。グローバルナレッジは、多くのネットワーク機材を使用した演習を取り入れた実践的な研修を行っています。そして研修で使用する機材の大半を、グローバルナレッジの研修施設内のマシンルーム(通称:Cisco Room)に設置しています。そんなCisco Roomも、2010年9月末のオフィス移転に伴い移設し、『新Cisco Room』となりました。
ここでは、この新Cisco Roomの特徴と、移転にまつわるエピソードを紹介します。

 

・ Cisco Roomには、どれくらいの機材が設置されているの?


Cisco Roomには、計18本のラックを備えています。そして、450台以上の機材を収容しています。ルータ・スイッチをはじめ、ファイアウォール・VPN・IDS/IPS・コンテンツセキュリティなどの機能を実装するUTM(統合脅威管理)製品や、VMwareやHyper-Vによる仮想化されたサーバ群など、さまざまな機材が設置されています。
当社が機材の自前設置にこだわるのは、万が一、演習環境に不具合が起きても、その場で対処できるようにするためです。
これらのネットワーク機器を設置できるよう、新Cisco Roomでは充分なスペースを確保し、最大重量6tに耐えられるように床の補強工事をしています。


・ 快適な研修環境を提供するための工夫とは?

すべての機材を安定して稼動させるために、Cisco Roomには専用電力を引き、無停電電源装置を用意しています。
当社では、独自のリストアシステムを使用して研修のたびに、教室内のすべてのコンピュータのディスクイメージネットワーク経由で配信・復元しています。昨今のアプリケーションはデータサイズが多くなり、データの復元にはネットワークへの大きな負荷を掛けるだでけでなく復元時間もかなりの時間を要します。このため新オフィスでは各教室からCisco Roomへは10Gbpsのネットワークを敷設することで、従来よりも高速に研修環境のセットアップができるようになっています。このように研修環境を毎回用意することで、いつでもクリーンなマシンン環境で演習に集中していただくことができるようになっています。


・ リモートラボでオンサイト研修(お客様先へ講師派遣する研修)にも対応


お客様のご要望によっては、研修をお客様先会場で実施することもあります。このような場合に備えて、IPsecやPPTPを利用してリモートのお客様先会場からインターネット経由でグローバルナレッジのCisco Roomのラボ環境にアクセスできるようになっています(リモートラボ)。
リモートラボを快適に利用できるように、Cisco Roomからインターネットへの接続には、100Mbpsの回線をキャリアレベルで二重化をしています。

 

 

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・ Cisco Roomは、ガラス張りのショールーム。その理由は?

新Cisco Roomのテーマの1つが、「みせる(見せる・魅せる)」です。
私たちは、ネットワークコースをご受講いただいているお客様に、研修で使用しているネットワーク機器の実物を見て、現実感を持って学習してもらいたいと考えています。またグローバルナレッジのすべてのお客様が、ネットワーク設備を目の当たりにし、今や社会のインフラであるネットワークのすばらしさに魅せられてほしい、と考えています。
そんな思いから、Cisco Roomはすべての方の目に付くように新宿ラーニングセンターの中央に配置し、ガラス張りにしているのです。

 

・ さまざまな研修ニーズにも柔軟に対応可能

特定のお客様向けに既存の演習をカスタマイズして研修を実施する場合や、想定している受講者数を超えて大勢の方からお申し込みがあるような場合には、研修用機材を追加・変更することもあります。そんな場合に備えて、新しいCisco Roomでは、(外からは見えませんが)実は奥に追加機材を設置できるラックが用意されています。そのため、研修のニーズに応じた機材の追加・変更を柔軟に行える作りになっています。


・ Cisco Roomの移設作業は、すべて社員が実施。作業を関連業者に委託しなかった理由は?

 私たちは普段研修のインストラクターとして教壇に立っていますが、私たち自身もまた、各専門分野に精通したエンジニアです。新Cisco Roomの設計・構築にあたっては、各自の専門分野の知識を持ち寄りながら、日々の研修をスムーズに実施できるような環境づくりを自ら行いたかったのです。そのため、さまざまな作業をメンバーで分担し、移設作業を行いました。Cisco Roomは、私たちの手作りなのです。


今回はグローバルナレッジの研修を陰で支えてくれているCisco Roomについてご紹介してきましたが、いかがでしたか? グローバルナレッジにお越しの際には、たくさんの機器とさまざまな技術が詰まったCisco Roomを是非ご覧ください。Cisco Roomは、私たちの手作りですから。

次回のテーマは、CCNP資格についてです。CCNP取得に必要な試験の変更点やCCNP取得に向けて、これから受験しようと勉強中の方をサポートする内容をまとめていく予定です。
乞うご期待!

 



拝野 学

(CCIE#6165,CCSI)

 

グローバル ナレッジ ネットワーク株式会社で、ソリューション本部 ネットワークグループ プロダクトマネージャーとして、市場動向を分析し、現在のネットワークエンジニアに求められる技術を習得できるコースを企画・開発しています。
また1社向けの研修にあたっては、顧客と共に現状を把握した上で、技術者育成における課題を改善できる研修カリキュラムの提案とその実施を行っています。
特にCCIE育成においては、対象者のスキルに合わせた研修計画の立案から、研修中・研修後のサポートまで、幅広く対応しています。
 


[ネットワーク環境][2010年10月25日配信]

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