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マネジメントの壺コラム
第1回: マネジメントって何なの?難しそうだし、あまり関係ない世界なのかな...
執筆:鈴木 寿夫

今回からスタートする「マネジメントの壺」では、最初のテーマとして、そもそもマネジメントって何か?について考えてみたいと思います。

 

マネジメントというと、会社組織においては管理職といわれる方々が、その名の通り管理(マネジメント)の役割を担って仕事をされていますね。
それでは、管理職の方が行っているマネジメントには、具体的にどんなマネジメントがあるのでしょうか?
ピープルマネジメント、メンタルマネジメント、コストマネジメント、リソースマネジメント、キャリアマネジメントなど、いろんなナントかマネジメントがあります。

 

その他には、マネジメントといえばどんなものが思い浮かぶでしょうか?
プロジェクト活動のなかでは、プロジェクトマネジメントなんてものがありますね。
プロジェクトマネジメントでは、PMBOK(R)という知識体系(Body of Knowledge)が有名ですが、その中にはプロジェクト活動のなかでマネジメントしなければならない
スコープマネジメント、コストマネジメント、リスクマネジメント、タイムマネジメントなど多くのマネジメントが含まれています。

 

では、日常生活の中で、誰でもが行っているマネジメントとはなんでしょうか?
そうですね。スケジュールマネジメントは誰でもが行っている身近なマネジメントの例と言えるでしょう。
スケジュールが管理できないと、お客様の訪問予定やお友達との約束など、自分の予定表がグチャグチャになってしまいます。
いかに効率的に多くの予定をこなすことができるかが、優れたスケジュールマネジメント能力ということになります。
このように考えると、マネジメントは管理職の方やプロジェクトマネージャの方だけが身につけて実践するものではなく、マネジメントは日常生活でも大変役立つスキルだと考えられますね。

 

さて、いろいろなナントかマネジメントについて考えてみましたが、各マネジメントに共通するものとは何でしょう?
それは、ゴール(最終目標)があるということです。例えば、プロジェクトマネジメントにおいては、有期的な活動として時間の制約やコストの制約があるなかで、
いかに求められる成果を達成するかをプロジェクトマネージャが、あらゆるマネジメント手法を駆使してプロジェクトを成功へと導きゴールを目指します。
プロジェクトマネジメントの個々のマネジメントにおいても、それぞれゴールがありゴールを目指しています。

例えば、プロジェクトマネジメントの体系に含まれるコストマネジメントでは、プロジェクトに与えられたコストの範囲内でプロジェクトを実行し、成果を達成することを目指しています。

 

さらに、マネジメントに共通するものは何でしょう?
それは、測定をしてその活動を見える化することです。例えば、プロジェクトマネジメントのなかのタイムマネジメントでは、進捗の遅れがないか測定をし、
コストマネジメントではコスト超過がないかどうか測定をし、見える化をすることで是正処置をとることが可能となります。
測定することで、マネジメントとして軌道修正を行いながら、最終目標に向けてマネジメントをすることを意味しています。

 

例えば身近な例でお話しをすると、毎月のお小遣いがお小遣い帳で管理されていないとどんな状況になるでしょうか?
毎月お小遣いを何に使っているのかよくわからないまま、いつも月末になるとお金が不足気味になっているけれども、いったい何にどのくらいお金を使っているかは全くわからないということになってしまいます。そうなると、なんとなくお金が足りない、どこに無駄使いしているかわからないということが起こります。
これをお小遣い帳に記録して測定することによって、使途が明確になり無駄が発見できるようになります。
これこそが、マネジメントできているということになりますね。
「お小遣いマネジメント」の最終目標は、効果的なお小遣いの使い方ということになり、毎日のお小遣いの記録や測定をすることで、改善をすることができます。

 

さて、今回はいろいろなナントかマネジメントのお話をしましたが、いかがでしたか?
マネジメントについて考えるきっかけとなれば嬉しいです。
次回は、今話題のサービスのマネジメント、つまりサービスマネジメントについてお話したいと思います。 (第2話へ続く)

 


 

鈴木 寿夫 (すずき としお)

DIG2ソリューションズ株式会社 代表取締役
itSMF Japan SLM分科会 副座長


ITIL® Expert / ITIL® Service Manager, ITIL® Intermediate SOA/PPO/RCV/OSA/MALC, ITIL® Practitioner IPRC, COBIT Foundation, PMP®

1993年日本ディジタル イクイップメント コーポレーション(現日本HP)入社。フィールドエンジニアから、教育研修ビジネスの立上げ、運用アウトーソーシング、ITサービスマネジメント認定教育ビジネスのリードを行う。
2008年12月DIG2ソリューションズを設立し、ITサービスマネジメントの教育およびコンサルティングを行い、お客様のITサービスマネジメントの実践を支援している。



[マネジメント][2010年10月26日配信]

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