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「教育」×「IT」最前線

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「教育」×「IT」最前線
[2015年12月25日配信]
「学び」を根底から変える?「学習分析」(Learning Analytics)の現在
執筆:ひ

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eラーニング制作担当の「ひ」です。

12月18日に開催された、学習分析学会主催の第2回研究会 
「学習分析(Learning Analytics)と学習の未来」に参加してきました。
登壇者は上智大学 田村恭久教授です。

今回はそのレポートをお送りします。


| 学習分析とは

学習分析(Learning Analytics、以下LA)とは、
文字通り学習者の受講データを収集し分析することを指します。

通常は、研修の終わりに、受講者アンケートなどでデータを収集しますが、
近年のテクノロジーの発展とビッグデータ分析技術により、
PC、タブレット、ウェアラブル機器、カメラ、GPSなどのデバイスで
受講者と講師のデータを収集し、学習履歴をまるごと分析して、
リアルタイムに(学習途中でも!)フィードバックを行っていくことさえも可能にする試みです。

欧米や日本でも、産学共同で研究が始まっており、
学校教育や社会人教育の分野でも注目されつつあります。



| ロボット家庭教師が登場する

研究はまだ始まったばかりですが、LAによって

●  講師の評価を受講者の主観によるアンケートではなく
  数値化されたデータとして取得する

●  演習時の音声コミュニケーションを分析して理解度を測る

といったことが可能になります。

さらには、
テキストページのめくり具合、心拍数、視線の動きなどから得られる情報を確認しながら、
その場で受講者の理解度やクセ、学習タイプなどを判断して
自動で最適な講義を進める「ロボット家庭教師」の登場もあるかもしれません。

LAは「学び」を根底から変えるようなテクノロジーとして期待されています。

今のところ、データ取得のためのデバイスが揃い、
解析ツールや手法(ビッグデータ)も整いつつありますが、
そのデータから見出されるのは何か、ということについては、
教育・学習の視点からの考察・議論がまだまだ不足しているそうです。

さらに、この技術をいかにビジネスに結び付けるかという視点は欠かせない
と言及されています。



| 学習スタイルを見つめ直すきっかけに

LAで描かれる未来が実現するにはまだ時間がかかるでしょうが、
テキストの見方、ページの進め方、講義の進捗との相関など、
簡単に得られるデータの蓄積からでも、得られることはありそうです。

例えば、先にすべてのページに目を通すことを好む、といった
自己の学習スタイルを客観視し、自分の学びに役立てるということは、
そう遠くないうちに一般的な手法として確立するかもしれません。

学びに有意なデータは何かという視点をどこまで積み上げていけるか、
またその視点にどうやって「ビジネス」を絡めていけるかが、LA発展のカギになるかもしれません。



| 参考リンク

学習分析学会

基盤教育研究会

基盤教育研究分科会






[「教育×IT」トレンド]

 

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