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Glovalue ~世界をとらえる人、未来を変える人~
このブログでは、トレノケートがご提供するビジネススキルコースに関連して
研修や日々の業務等を通して得られる様々な「気づき」や人材育成に関連した調査結果等、ご紹介します。

クリティカルシンキングを邪魔するもの

問題です。

「ここに、ドーナツ1個、ケーキ1個があります。

cake.png

2個合わせた金額は1100円です。

ケーキはドーナツよりも1000円高いです。

ドーナツの値段はいくらですか?」



「100円です」と答えた方

間違っていますよ。


答えは50円です。

「えぇ! ウソ」と思われましたか。

おそらく直感的に引き算をして100円と思ってしまった方が多いのではないでしょうか。


では、中学で習った連立方程式で解いていきましょう。

ドーナツ x,    ケーキ y とします。

 (1) x+y=1100  

 (2) y=x+1000

   (1)に(2)を代入します

 x+x+1000=1100

 2x=1100-1000

 2x=100

   x=50

ドーナツ 50円 ケーキ1050円となります。


ヒューリスティックス

私たちは常に、いろいろなことを判断しています。そのため、時間をかけずに問題を解こうとします。上記のような問題であれば、少しゆとりをもって考えればわかることです。これは、心理学においてはヒューリスティックスと言います。


*ヒューリスティックスとは、問題解決の際、簡略化されたプロセスを経て結論を得る方法のこと。


plane.png

ヒューリスティックスの他の例として、記憶に残っているものほど、頻度や確率を高く見積もる傾向があります。例えば、飛行機事故が起こる確率は交通事故よりも低いにも関わらず、飛行機事故が起こると、「飛行機は危ないから、車や新幹線を利用しよう」と思ってしまうようなことです。


物事の本質を見極めるクリティカルシンキングには、このようなヒューリスティックが障害となります。クリティカルシンキングを身につけたい方には、次の研修コースをおすすめします。


【PDU対象】クリティカルシンキング ~ 思い込みを排除し、本質を見抜く ~



[クリティカルシンキング][2017年11月16日配信]

メンバーをほめる言葉 いくつ言えますか

皆様のメンバー1人を思い浮かべてください。
その人をほめる言葉を3分以内に書けるだけ書き出してみてください。
いくつ書けましたか?


これは、研修コース「【PDU対象】協働的リーダーシップ ~ コラボレーションを生み出しチームを結束する ~」で行っている演習の一つです。
大半の方が、10~20個の範囲です。50個以上を書いた方が2人いました。その方の仕事は、スーパーの店長とファーストファッションの大型店の店長。2人に共通するのは、パートやアルバイトスタッフ数十人を抱えて店舗運営を行っている点。常に、スタッフへの声がけをして、彼等のモチベーションを維持する必要があります。


maslow.png

アメリカの心理学者マズローの欲求5段階説は、ご存じの方も多いでしょう。
この承認欲求は、他者から認められたい、尊敬されたいです。
これが満たされて、自己実現欲求(自分の能力を引き出し創造的活動がしたいなど)に向かいます。
各人の能力を最大限に引き出したいならば、認める、感謝する、ほめるなどを実践してみてください。その際に、いつでも表現できるように、たくさんの言葉を心の引き出しにいれておくことも大切です。


例えば、某社のマネジャーのA氏は、週3回、自ら部下に話しかけるようにしているそうです。忘れないようにノートの横軸に日付、縦軸に部下の名前を書いて、日々ノートをチェックしています。ノートは自分の机の上に置いて誰でも見える状態にしているので、部下からノートのことで質問を受けます。その意図を話すことにより、部下がマネジャーになった時に、コミュニケーションの大切さを知って行動をとることができるようになることも期待しているそうです。


話しかけるのも苦手というマネジャーは、ちゃんと部下に挨拶をすることで「認める」ことができます。但し、相手の顔を見ていない、あるいは語尾が不明瞭では、ちゃんと挨拶したことにはなりません。また、「ありがとう」「助かったよ」といった感謝の言葉も非常に有効です。

collavolation.jpg
協働的リーダーシップについて、より深く学習されたい方には、次の研修コースをおすすめします。

[リーダーシップ][2017年11月 9日配信]

今、なぜ「協働的リーダーシップ」なのか

リーダーシップにはさまざまスタイルがあります。リーダーシップの定義だけでも数百あると言われています。リーダーシップと言えば、カリスマ社長が組織を引っ張っていくトップダウンスタイルを思い浮かべる方が多いでしょう。図にすると、以下のようなイメージになります。

L:リーダー  M:メンバー
top_down.png
今日のビジネス環境は刻々と変化していっています。激変の中で、前述のトップダウンのスタイルで組織を運営していくと難しい局面が出てきています。
例えば、新しいアイデアやサービスを創出したり、不確実、複雑な問題に取り組んだり、多様な関係者全員のコミットメントを取ったりする場合などが挙げられます。

ビジネス環境の変化
  • ビジネスのグローバル化
  • 多様性
  • ワークスタイルと仕事への期待の変化
  • ITの進化

そこで、今注目されているリーダーシップスタイルが、協働的(Collaborative)リーダーシップ
協働的リーダーシップは、サイロ化した組織(縦割り組織や閉鎖的な組織)を崩し、専門性は保ちながらも、他のメンバーを補完し合い結束と連帯感をもって結果を出すチームに導きます。

AMAでは、協働(Collaboration)を次のように定義しています。
「共通の目標を達成するために、人々が互いに協力してシナジー効果を生み出し、一緒に働くプロセスのことです。」

図にすると以下のようなイメージです。この場合、リーダーだけがリーダーシップを発揮するのではなく、メンバーもリーダーシップを発揮しながらチームを運営していきます。

side_by_side.png
f1.jpgのサムネール画像具体的な例を挙げると、FIのレース中、車がタイヤ交換やその他メンテナンスのためにピット(修理場)に入った瞬間、一斉に修理担当の人たちがそれぞれの役割を果たすべく動き、数十秒の間に車が再び動きだす。
このようなシーンを一度は見たことがあるのではないでしょうか。

各々が持つ高い専門性と技術をうまく協働(コラボレーション)することによって、優勝という目標に向かって結果を生み出していきます。



協働的リーダーシップについて、より深く学習されたい方には、次の研修コースをおすすめします。


[リーダーシップ][2017年10月29日配信]

目標設定はスマート(SMART)に

smart.jpg

マネジャーは、自部門の目標を設定し、達成する責任があります。
そのためには、マネジャーとして自分の目標を設定し、次に部下の目標設定を指導・サポートしていきます。その際に注意していただきたいことは、目標設定を「新規顧客を増やせるようがんばります」といった形で曖昧にしておかないことです。


そこで、おすすめするのが、"SMART"な目標設定です。
"SMART"とは、次の要素の頭文字を表しています。下記項目を意識して設定していきます。

  • S Specific(具体的)
  • M Measurable(測定可能)
  • A Achievable(達成可能)
  • R Relevant(意義がある)
  • T Time Bound(期限)

この"SMART"の例を悪い例と良い例でいくつか紹介します。
Specific(具体的)
  • 悪い例:リピーター顧客を増やす
  • 良い例:顧客のリピート率を今後1年間に現状の50%から70%に増やす
Achievable(達成可能)
  • 悪い例:現在の月間売上を来月より2倍にする(非現実的)
  • 良い例:現在の月間売上を来月より10%増にする

このように"SMART"を意識して設定してみてください。

"SMART"な目標設定ができたら、マネジャーは部下をサポートしていきます。ここで大切なことは、部下を観察して、良い取り組みを行っていれば、その場で褒めること。また、部下一人ひとりに関するファイルを作成し、都度記入していけば面談の時にも役に立ちます。

次の研修コースは、目標設定の仕方を始め、部下のモチベーションを高め成果を上げる方法を豊富な演習を通じて学ぶことができます。

【PDU対象】エッセンシャルマネジメントスキル ~ 人を通して成果をつくる ~


[マネジメント][2017年10月 4日配信]

研修って、暇な人が行くものでしょ。

not_busy.jpg

「忙しくて研修に行っている暇なんかないよ」という声を時折耳にします。裏を返せば、研修は暇な人が行くものと認識されているようです。


忙しい理由
「忙しくて研修に行っている暇なんかないよ」と言っている人は、なぜ忙しいのでしょうか。

業務量が多い、周囲を巻き込むのに時間がかかる、仕事に慣れていない等々の理由があると思います。働き方改革が叫ばれている中、時間をかけて働くより、生産性高く短時間で成果を上げることに評価が移ってきています。


例えば、お客様との折衝・交渉に時間がかかるのであれば、折衝・交渉力(ネゴシエーション)を身につけた方が良いでしょう。このようなスキルを修得しているどうかで、雲泥の差が出てきます。また、ITにおいても、クラウドのような新分野のスキルがないのであれば、独学で勉強するより研修で集中して学ぶ方が、短期間で体系的に学ぶことができます。


忙しい人ほど生産性向上
忙しい人ほど研修に参加して仕事の生産性を上げていく必要があります。これからは、「研修って、忙しい人が行くもの」という認識が広がっていけば良いですね。


幅広い知見と生産性向上
AMAやトレノケートのビジネス研修コースでは多数の演習を行います。そのメリットは、次のとおりです。

  • 実際の職場で想定される題材でロールプレイを行うため、研修で事前に言動の練習ができる
  • 他者(参加者、講師)からのフィードバックを得ることができる
  • 他者の意見や考え方を聞くことができる
  • 別の視点に立って自分自身を振り返ることができる
上記のように幅広い知見を得ながら、今の、そして将来の仕事の生産性を上げることができるようになっています。



AMA ビジネストレーニング

AMAは90年以上の歴史を持つ、世界最大の人材育成コンサルティング組織です。世界のマネジャー達に永年活用されいます。

[マネジメント][2017年10月 2日配信]

「忙しい、忙しい」が口癖のマネジャー

皆さんの周囲に「忙しい、忙しい」が口癖のマネジャーがいませんか。



busy.jpg

マネジャーの中には、自分の仕事を他の人に任すことを嫌がる人や、苦手と感じる人が少なくありません。
その結果、多くの仕事と責任をいつまでも一人で抱えこみ、「忙しい、忙しい」が口癖のマネジャーになってしまっています。



そもそも、マネジャーの役割とは、何でしょうか。
マネジャーの役割は、「人を通して、成果を達成すること」です。そのためには、仕事を通じて部下を育てていく必要があります。


マネジャーの皆様 部下に仕事を任せてみませんか。
仕事を部下に任せるには、まず、仕事を次の3種類に分類します。

(A) すぐに任せるべき仕事
(B) いずれ任せた方が良い仕事
(C) 任せずにマネジャーがやるべき仕事

そして、(A)に関して任せる担当者を選びます。担当者に仕事を任せる際には、仕事の内容や意義を伝え、なぜあなたを選んだのかも伝えることが重要です。仕事を通して部下のスキルが上がれば、部門全体の成果も上がってきます。


「忙しい」と口には出さないマネジャーの方も「忙しいオーラ」を出していたら、職場の雰囲気がピリピリしてきます。明るい職場作りのためにも、仕事を部下に任せてみませんか。


次の研修コースは、仕事の任せた方(デリゲーション)を始め、部下のモチベーションを高め、成果を上げる方法を豊富な演習を通じて学ぶことができます。


【PDU対象】エッセンシャルマネジメントスキル ~ 人を通して成果をつくる ~


[マネジメント][2017年9月12日配信]

なぜ、その会社は倒産したのか?

量販店A社の事例

米国の中堅家電量販店A社は、近年収益が低迷していました。そこで、A社の社長は、コンサルタント会社に収益改善の相談をしました。


一般的に、収益を上げる方法は次の2点です。

consulting.jpg
  • 売上を上げる
  • コストを下げる




そこで、コンサルタント会社は、コストを下げるために高給の販売員を解雇することを提案しました。社長は、その提案に従って高給の販売員を解雇しました。その結果、人件費を下げることはできましたが、A社は数ヶ月で倒産してしまいました。


なぜ、倒産したのでしょうか?

「収益減少」 → 「コストを下げる」 → 「人件費削減」
 と、ロジックは完璧です。


ここで考えなければいけないのは、『ネットショッピング全盛の時代、顧客がなぜA社のお店で買い物をしていたのか』という点です。

顧客は、「家電オタク」と呼べそうなくらい物知りの販売員のアドバイスを聞きたくて、お店に行き、家電を購入していました。その販売員がいなくなったため、顧客はお店に行かなくなってしまったのです。


何か問題が起こった時、ロジカルに考えることも必要ですが、物事の本質を見極める力がより求められます。物事の本質を見極める目と思考力を身につけませんか。


おすすめの研修

【PDU対象】クリティカルシンキング

[クリティカルシンキング][2017年8月 7日配信]

「創造性」と「協働力」を学ぶ - Glovalue 2017 イベントレポート

いつの日か、ロボットに仕事を取られてしまう日が来るかもしれない...
近頃の人工知能などのニュースと共に、そんな不安の声を耳にすることも出てきました。


しかし、IT化が進む現代だからこそ、機械にはできない人間ならではの能力をより発揮できる時代になってきているのではないでしょうか?
そんなAIやロボットに代替されない力、「共創」をテーマにしたイベントを2017年7月14日に開催いたしました。



◆ イベント概要
◆ 第一部:創造性を発揮するには
◆ 第二部:ワールドカフェ
◆ 第三部:協働力を養うには ~協働的リーダーシップ~





[イベント概要]
日時:2017年7月14日(金) 午後
場所:TKPガーデンシティお茶の水

共創の要素である、創造性(クリエイティビティ)と他社との協働力(クリエイティビティ)を身に着けられる2つのセミナーと、話し合いの手法である「ワールドカフェ」の体験を行いました。



[第一部:創造性を発揮するには]
トップバッターはグローバルナレッジマネジメントセンターのマスタートレーナー、宮浦 豊 講師。
演習やワークが中心にセッションが進み、参加者の皆さんの意見交換も盛んです。

Report01-Miyaura-san.png


<ポイント>
・新しい価値を生み出すためには、垂直思考から水平思考への切替が重要
 ■ 垂直思考:ロジカルシンキング。論理的に筋道を立てて考える
 ■ 水平思考:ラテラルシンキング。異なる視点や新しい組み合わせを考える
・視点を変えることで、解決策も変化する。これを「フォーカスの再定義」という


「視点を変える」ための演習をいくつか行う中で、もっとも盛り上がったのが、「ランダムワード」のワーク。これは新しいアイディアを作り上げていくための手段で、適当に選んだ言葉と、自分が取り組んでいるテーマとを無理やりにでも結び付けて、アイディアを生み出します。
今回のワークでは、指定したランダムワードからさらに連想して言葉をいくつか出し、お題と結びつける方法で行います。

職場でも取り入れたい!との声が多く上がりました。


Report01-randomword.png


お題:画期的なATM
ランダムワード:AKB48



お題:画期的なスマホ
ランダムワード:くらげ








「選挙の投票ができるATM」や「ATMの方が会いに来てくれる」など、斬新なアイディアが飛び出します。



[第二部:ワールドカフェ]

続けて、創造性を広げる話し合いの手法の1つとして、「ワールドカフェ」の体験です。
メンバーの組み合わせを変えながら小グループで話し合いを続けることにより、あたかも参加者全員が話し合っているような効果が得られます。


今回のお題は「働き方改革の実現」。

初めて体験する!という方がほとんどの中、メモがびっしり埋まるほどのアイディアが集まりました。


Report02-cafe.png



[第三部:協働力を養うには ~協働的リーダーシップ~]
最後のセッションの担当は、池照 佳代 講師。コーチングやマネジメントスキルの講師を行う傍ら、人事制度の設計支援なども行っています。

Report03-iketeru-san.png

よりよいアイディアを出し、それを実現することはひとりぼっちではできません。優れたチームを作るリーダーになるためのセッションは、こちらもワークを中心ににぎやかに進みます。

<ポイント>
・協働とは、同じ目的のために協力して働くこと
・優れたチームの協働に必要な要素
 1.目的・目標の共有
 2.プロセスの共有
 3.当事者意識
・協働的リーダーシップは、インタラクションが多く求められる場合に特に力を発揮する
・協働力を養うためには、場・関係(信頼)・意味づくりが重要


Report03-work.png


「信頼作り」のヒントとして、「自分なりの感謝の伝え方」を参加者同士で交換します。
2人と意見交換することで、感謝の示し方の引き出しが1つから3つに増えました。



どのセッションもワークや演習の割合がかなり多くありましたが、みなさん積極的に議論を交わされていて、全体を通して非常に活気があったイベントでした。
「普段交流のない他社の方の意見は刺激になった」というお声も。イベントでお伝えした以上のものをお持ち帰りいただけたようです!



なお、このイベントで一部をご体験いただいた「創造性」「協働的リーダーシップ」は、2日間の研修としてもご提供しています。

クリエイティビティ&イノベーション ~ 変革をもたらす創造性 ~
協働的リーダーシップ ~ コラボレーションを生み出しチームを結束する ~



[セミナー情報リーダーシップ][2017年7月23日配信]

「高額報酬」をとるか「やりがい」をとるか、それが問題だ

「メンバーのパフォーマンスが思うように上がらない・・・・」


マネージャやリーダーの立場になったら、一度はぶつかる悩みではないでしょうか。


今後ホワイトカラーの「機械的な仕事」がITに置き換わっていくにつれて、「コラボレーション(協働力)」や「クリエイティビティ(創造力)」が要求される仕事が増えると予想されています。
多様な背景をもつビジネスパーソンが協力して1つの目標を目指し、最大の相乗効果を生み出すには、各メンバーの「モチベーション」をあげることが必要です。


ここでひとつ例題です。想像してみてください。


あなたは新規事業の立ち上げを任されて、複数の部署からメンバーを何名かアサインしてもらいました。
メンバーのパフォーマンスを高めるために、あなたなら、どちらの方針をとりますか?


A) 目標を達成した人に、高額な報酬をあげよう!
  各メンバーに、数値目標とそれを達成した際の高額報酬を用意しよう!

B) 人間は好きなこと、成長できる仕事している時に最もパフォーマンスを出す。
  適材適所、メンバーの特性や指向を見てタスクを振るようにしよう!



ここで、報酬とパフォーマンスに関する実験をご紹介します。イスラエル系アメリカ人で心理学・行動経済学の教授、ダン・アリエリー氏が学生を対象に実験を行った結果、次のようになりました。


「機械的にできるタスク」である場合は、Aのような「これを達成したら、これをあげる」という"飴と鞭"方式の金銭的報酬(外的動機付け)が最も機能しました。

対して、「クリエイティビティが要求されるようなタスク」の場合は、高い報酬は逆に低いパフォーマンスしか生まなかったのだそうです。


この実験の結果を受けて、「モチベーション3.0」という著作を持つダニエル・ピンク氏は
TEDの講演にてこのように述べています。(要約)

  • タスクの性質により、パフォーマンスを上げるための「報酬」は異なる。
  • 機械的なタスクの生産性を上げるには、外的動機付けである金銭的な報酬が有効
  • クリエイティビティが要求されるタスクの生産性を上げるのは、内的動機付け
  • 「自主性」「成長」「目的」が重視される環境を提供することが有効

例題の「新規事業の立ち上げ」はもちろん、「クリエイティビティが要求される仕事」ですので、おそらくBの内的動機付けがより大きく影響する、と予測されます。


冒頭で触れたように、今後は「機械的な仕事」より「クリエイティビティが要求される仕事」が増えると予測されています。近い将来、企業のするべき「モチベーション」の管理方法は、 大きく変わってくるのかもしれません。

AMAでは、協働する際のコツやヒントについて、トレーニングコースをご用意しています。
個々のメンバーの能力を最大限に引き出し、チームに信頼感と結束を生み出すための意識とスキルを習得します。


協働的リーダーシップ ~ コラボレーションを生み出しチームを結束する ~


ダニエル・ピンク氏の講演について、より詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
「やる気に関する驚きの科学」

[リーダーシップ][2017年6月21日配信]

見えているようで、見ていない

突然ですが、クイズです。
次の図で、正しいのはどちらでしょう?

TrafficLight-quiz.png



答えはブログの最後(※)に


この問題、意外と、自信を持って答えられた方が多くないようです。
なお私の隣の席の同僚は、自信満々に間違えてくれました。普段目にするものでも、注意して見ていないと記憶には残っていないものですね。

状況を正しく把握していないと、最適な判断はできません。
このような「情報の見落とし」の他にも、「先入観(バイアス)」や「事実と推測の混同」なども、正しい状況把握の妨げになります。

【PDU対象】クリティカルシンキング ~ 思い込みを排除し、本質を見抜く ~
のコースでは、状況を的確に捉え、最適な結論を出すための思考プロセスを学びます。

思考プロセスだけではなく、伝え方に比重を置いたコースもあります。
【PDU対象】論理的コミュニケーション~ 論理的に聴き、考え、伝える ~



※クイズの答え、正解はB です。
左側は街路樹や看板などで隠れてしまう可能性もあるため、より見やすい右側に赤信号を配置しているそうです。

[クリティカルシンキング][2017年5月26日配信]

先の読めない時代、リーダーは何をすべきか?

時代を表す言葉 VUCA(ブーカ)

vuca.png

VUCA(ブーカ)とは、

  • Volatility(変動)
  • Uncertainty(不確実)
  • Complexity(複雑)
  • Ambiguity(曖昧)
の頭文字をとった造語です。もともとは軍隊用語ですが、ビジネスの世界では、企業を取り巻く環境が不安定で不確実、かつ複雑で曖昧模糊な状況という意味です。
つまり、まったく先が読めない時代です。過去、現在の延長線上に考える未来でない可能性が高いのです。



VUCA時代のビジネスの特徴


VUCA時代のビジネスの特徴は、「イノベーション」「新規参入」です。例えば、自動車の分野で、自動運転技術がこんなに早く実現されたり、AppleやGoogleが参入するとは、数年前の時点ではほとんどの方が予測していなかったのではないでしょうか。

VUCA時代のリーダーに必要なこと


このようなVUCAの時代では、さまざまな未来に起こり得る出来事に対して、いかに複数のビジネスストーリー(シナリオ)を描ききることができるかが重要な鍵となってきます。ビジネスストーリーを描くには、マクロ環境における環境認識力や課題抽出力、過去と未来を繋げるトレンド洞察力なども必要です。そのビジネスストーリーには正解はありません。複数のビジネスストーリーを描き、準備しておくことが重要です。
また、VUCA時代には、リーダーだけでなくメンバーも想定外のことでも対応できるように心構えをしておくことです。VUCA時代に必要な能力は次の3点に集約されます。

  • 物事の本質を見極める力であるクリティカルシンキング
  • 複数のビジネスストーリーを描く力
  • 変化に対応できる柔軟な組織力

貴社においてもVUCA時代のリーダー育成を検討されませんか。



<おすすめの研修>

【PDU対象】VUCA時代のリーダーシップ

本研修を受講された後、ご自身で作成されたビジネスストーリーに関して、担当講師より電話コーチングを受けていただくことができます。


【PDU対象】クリティカルシンキング

[リーダーシップ][2017年3月29日配信]

ロジカルシンキングは万能か?

ロジカルシンキング(代表的なツールとして、ロジックツリーなどがあります)は非常に有効なものですが、使い方を誤ると、生産性を下げてしまう場合もあります。

MECE.png
A社では、経営層が事業本部長からの報告を受ける際、ロジカルシンキングを使用するように要求しました。すると、事業本部長は、部長に同様の要求をしました。次は、部長が課長に、課長が担当者にと進んでいきました。その結果、どうなったと思いますか。

A社では、担当レベルのちょっとした企画書までもMECEを意識してロジックツリーを書くようになりました。その結果、書類作成のために多くの時間を費やし、生産性の低い組織になってしまいました。

ロジカルシンキングとは、もともとコンサルタント会社が経営層に説明する際に使用したものです。広い視点で物事を考える経営層に対応するためには、MECEが必要だからです。

担当レベルの内容であれば、説明する際は「主張+根拠」で十分な場合が多いものです。ロジカルシンキングは、状況に合わせて使用することをおすすめします。

また、ロジカルシンキングクリティカルシンキングが同義語のように思っていませんか。AMAの「クリティカルシンキング」は、状況を正確に理解するため、証拠を集め、評価し、適切で効果的な行動をとるための結論を引き出す思考プロセスです。評価するプロセスで、一部ロジカルシンキングを使用します。

おすすめの研修
●物事の本質を見極める目と思考力を身につけたい方には、

●自分の考えを論理的に整理し、それを正しく伝え、相手を納得させるスキルを身につけたい方は、

[クリティカルシンキング][2017年3月 6日配信]

経団連事業サービス主催「グローバルリーダー養成ワークショップ」

一般社団法人 経団連事業サービス主催のセミナーに
AMAの「グローバルリーダー養成ワークショップ」が今年も採用されました。


本ワークショップでは、3日間の合宿を通して、実際に経験を積まなければ身につけるのが難しい異文化理解やグローバル環境でのビジネス遂行力などを、疑似体験しながら学んでいきます。架空の米国企業が日本でビジネスを展開すると想定し、その上で課題となる人材のマネジメントや戦略立案、マーケットの特定など、アクションラーニングの形式で進めていきます。多くの議論を通して、さまざまなアイデアや気づきを促していきます。


講師は、米国を中心に多くのグローバル企業でグローバルリーダー育成に従事している
Dr. Don Gilmanが担当します。

詳細は、経団連事業サービス主催「グローバルリーダー養成ワークショップ」(経団連事業サービスのページ)をご参照ください。


ama.png
AMA関連コースはこちら

Dr. Don Gilman
Don.jpg
【略歴】
米国カリフォルニア在住。技術経営の理学修士、組織変革で博士号を取得。
General MotorsやRobert Bosch GmbHにおいて、専門的な技術指導やマネジメント業務に従事。Robert Boschではドイツ勤務を経験。現在はグローバル実務経験を活かし、世界各国でグローバルリーダー育成に注力している。



[セミナー情報][2017年2月15日配信]

マネジャーの一言「それは違う」

次の中で正しいのは、どれですか。


(1) 9+6=3 diversity.jpg
(2) 9-6=3
(3) 3-2=1
(4) 12+12=12 


正解は、すべて正しいです。

9+6=3  12+12=12は、時間で考えてみてください。9時に6時を足すと15時(3時)となります。


今日、さまざまな視点で物事をとらえる必要が出てきています。


しかし、なかなか多様性をはぐくむこと難しいのが現状です。


例えば、組織の中で話し合いをしている際に、マネジャーが「それは違う」と言ってしまうと、いろいろな意見が出にくい場になってしまいます。「違う」という言葉には"different" "wrong"の意味がありますが、多くの場合"wrong"と解釈されがちだからです。


マネジャーのほんの一言が大きな影響を与えます。マネジャーは、常に多様性(ダイバーシティ)の意識をもつことが必要です。マネジャーにはこの「多様性(ダイバーシティ)の意識」をはじめとして、「経営者の視点」「責任意識」「ビジョンを実現するための目標意識」と4つの意識が求められます。


【PDU対象】エッセンシャルマネジメントスキル ~ 人を通して成果をつくる ~

上記コースでは、これらの意識を高めるとともに、マネジャーとして必要な基本スキルを構築することでより主体的且つ変化への対応力に高いマネジャーを育成します。


また、ダイバーシティに特化して学びたい方には、次のコースをおすすめします。
【PDU対象】ダイバーシティマネジメント

[マネジメント][2017年2月10日配信]

仕事ができる人に見られたい

「仕事ができる人」といえば、どのような人を思い浮かべますか。
例えば、その人のプレゼンテーションを聞くと「なるほど」といつも思ってしまうようなことはありませんか。


仕事ができる人の多くは、論理的に伝える手法を身につけています。

今回は、論理的に伝える手法の中からPRESモデルを紹介いたします。PRESモデルとは、次の4つの言葉の頭文字をとったものです。


Point(要点) DEKIRU.jpg
主張したいことのポイントを一言で述べる
Reason(理由)
主張の根拠となる理由を述べる
Example(例)
理由の根拠となる具体例や納得を促す例え話をする
Summary(まとめ) 
以上のことを簡潔にまとめて述べる


実際にPRESモデルを使って述べると、以下のようになります。

●Point(要点)
「今回、〇〇を提案します」   
●Reason(理由)
「なぜならば、・・」 
●Example(例)
「例えば、・・・」
●Summary(まとめ)
「このようなことを踏まえて、〇〇を提案します」


多民族国家である米国では、子供の頃から論理能力を鍛えていると言われています。
論理的に「聴き」、「考え」、「話す」能力。グローバル化が加速する現在のビジネス環境においてこれらのスキルは、日本人にとっても必要性が高まっています。

次のコースでは、相手が誰でどのような状況にあっても、自分の考えを論理的に整理し、それを正しく伝え、相手を納得させるスキルを修得します。このスキルを修得することが、仕事ができる人への道に通じていきます。


【PDU対象】論理的コミュニケーション

上記コースを担当している弊社講師 上田 禎(うえだ ただし)の著書が出版されました。

『ビジネスはロジカルに伝える! わかりやすく、論理的なプレゼンの技術』


上田 禎(うえだ ただし)の紹介はこちら
http://www.amajapan.co.jp/interview/j/faculty3/

[コミュニケーション][2017年1月24日配信]

※Microsoft、Windowsは、米国Microsoft社の登録商標です。
※Oracleは、米国オラクル・コーポレーションおよびその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。
※PMI、PMP、PMBOKは、プロジェクトマネジメント協会(Project Management Institute, Inc.)の登録商標です。
※ITIL®はAXELOS Limited の登録商標です。
※American Management Association は、米国アメリカン マネジメント アソシエーションの登録商標です。
※BOOT CAMP、NEW TRAIN、Glovalueはトレノケート株式会社の登録商標です。
※その他このサイトに掲載された社名、製品名は、各社の商標、または登録商標です。

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