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【PMBOKⓇガイド入門】第9回:組織構造

突然ですが、皆様はどのような組織構造の中でプロジェクトを担当されていますか?

強力な権限を持ち、予算や要員をある程度までなら自由に動かせる立場でプロジェクトを動かしている方もおられるでしょうし、あまり権限はなく、部門長の監視のもと限られた予算や要員でプロジェクトをやりくりしている方もおられるかと思います。今日は、プロジェクトに影響を及ぼす組織構造 (「機能型」「マトリックス型」「プロジェクト型」) についてお話ししたいと思います。

まず読者の皆様の中で多いのが、「機能型」「マトリックス型」の組織構造の中でお仕事をされている方ではないでしょうか。

「機能型」とは、ラインの部門長の下でいくつかのプロジェクトが実施されているイメージになります。その場合、プロジェクトマネジャーの権限は非常に限られており、どちらかというと調整役を担うような形になります。

「マトリックス型」とは、必要な要員を様々な部署から集めてプロジェクトを実施するイメージになります。そうなると「機能型」よりもラインからの独立性は高くなり、プロジェクトマネジャーの権限は大きくなります。

「プロジェクト型」とは、ラインの部門長=プロジェクトマネジャーになるイメージです。規模の大きなプロジェクトを実施する場合、そのプロジェクトを推進するための部門が新たに創設され、プロジェクトに取り組んでいくことがあります。この場合、プロジェクトマネジャーの権限は「機能型」「マトリックス型」よりもはるかに大きくなります。


<推奨コース>

「機能型」の小規模プロジェクトでも、「プロジェクト型」の大規模プロジェクトでも、チームに活力が無ければ、プロジェクトの成功は難しいと言わざるを得ません。チームを活性化し、メンバーの力を最大限に引き出したいとお考えの方はぜひご受講をご検討ください。

実践的な演習を通じて、チームマネジメントの勘所を会得して頂くことができます。


<グローバルナレッジのプロジェクトマネジメントトレーニング>
グローバルナレッジは、PMI®登録教育プロバイダー(REP)として資格取得対策コースをはじめ、PMP®認定対応コースを提供しています。


執筆:横山 昇 [PMBOKⓇガイド入門][2015年12月14日配信]

【名著で学ぶPM極意】第7回:おとなのプロジェクト管理

PMP®資格は取得したけれど、現場では悩みがいっぱいという方も多くいらっしゃると思います。「名著で学ぶPM極意」では、プロジェクトの現場で悩 みを抱えている方に読んでいただきたい「名著」を取り上げていきます。ご紹介できるのは書籍のほんの一部分です。興味を持たれた方は、書籍をお読みになってください。現場で役立つこと請け合いです。


■おすすめの書籍
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書籍名:熊とワルツを リスクを愉しむプロジェクト管理
著者  :トム・デマルコ/ティモシー・リスター 著
伊豆原 弓 訳
出版社:日経BP社
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プロジェクト・マネジャーのほとんどは、「やらなければならないかもしれない作業」を予測できない、とこの本「熊とワルツを」は言います。すなわち、「場合によっては、やるはめになる作業もあらかじめ予想せよ」とプロジェクト・マネジャーにアドバイスしているのです。さらに言い換えれば、「リスク管理をせよ」ということです。「やらなければならないかもしれない作業」と言うことによって、リスク管理の必要性が見えてきます。「やるはめ」になっても困らないように準備せよ、というわけです。

プロジェクト・マネジャーの経験のある方は、リスク管理には当然取組んでいらっしゃると思います。しかし、お客様や上司の方々はいかがでしょうか。「リスク管理はおとなのプロジェクト管理だ」とこの本では言います。残念ながら、まだまだおとなでない方々と付き合わざるを得ないプロジェクト・マネジャーの方々も多いのではないでしょうか。おとなでない方々には、この本をお勧めください。

リスク管理に取組めない理由のひとつに企業文化があります。やればできるという精神が求められ、リスクを口に出すことは、できない精神とみなされてしまうのです。でも、その結果、失敗プロジェクトの山を生み出しているのです。

企業にも「おとな」の文化を定着させる必要があります。


■おすすめコース

プロジェクト・マネジャーの上司の方々にも、リスク管理に取組んでいただくためのコースです。上司の立場から、どのようにリスク管理を実施すべきなのか、演習や討論を通じて学んでいきます。

執筆:中村 正明 [名著で学ぶPM極意][2015年11月24日配信]

【PMBOKⓇガイド入門】第8回:組織の文化

プロジェクトを成功に導くための重要な要素の1つとして、「プロジェクトに影響を与える組織の文化を正しく理解しておくこと」が挙げられます。

特にオフショア開発を担当された方の中には、「文化の違い」に戸惑われた経験をお持ちの方もおられるかもしれません。

以前ほどではありませんが、諸外国から「日本人は働きすぎだ」と批判を受けることがあります。この労働時間も文化と言えるのではないでしょうか。

海外に限らず、国内の委託先企業にお仕事を依頼する場合でも、自社との文化の違いに面食らった経験をお持ちの方もおられるのではないでしょうか。

特に、初めて一緒にお仕事をするような場合には、相手企業の仕事の進め方、作業環境等を可能な限り事前に把握しておくことが、委託先企業と良い関係を構築し、最終的にプロジェクトを成功に導く重要なポイントとなります。


<推奨コース>

講義と演習を中心とした2日間のコースです。「外注計画」「委託先企業の選定」「契約」はプロジェクトの外注管理における最重要ポイントです。これらについて体系的に学習したいという皆様におすすめです。

皆さまのご受講、講師一同お待ちしております。

執筆:横山 昇 [PMBOKⓇガイド入門][2015年11月 9日配信]

【名著で学ぶPM極意】第6回:ハーバード流交渉術 イエスを言わせる方法

PMPⓇ資格は取得したけれど、現場では悩みがいっぱいという方も多くいらっしゃると思います。

「名著で学ぶPM極意」では、プロジェクトの現場で悩 みを抱えている方に読んでいただきたい「名著」を取り上げていきます。

ご紹介できるのは書籍のほんの一部分です。興味を持たれた方は、書籍をお読みになってください。現場で役立つこと請け合いです。


■おすすめの書籍
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書籍名:ハーバード流交渉術 イエスを言わせる方法
著者 :フィッシャー&ユーリー 著  金山宣夫/浅井和子 訳
出版社:知的生きかた文庫/三笠書房
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PMBOKⓇガイドには、第4版から「人間関係のスキル」という付録が付いています。

その1項目の「交渉力」のところに、「立場ではなく、利害と課題に焦点を当てる」と書かれています。しかし、PMBOKⓇガイドには説明が何もないので、何のことか分からない方がほとんどではないかと思います。

今回紹介する「ハーバード流交渉術 イエスを言わせる方法」がその疑問に答えてくれます。

ふたりの男が図書館で、窓を開けるか開けないかで争っているとします。開けるか開けないかが立場です。立場だけに焦点を当てると、勝ち-負け式の解決策しかみつかりません。

図書館員が、ふたりの男に「なぜですか」と尋ねました。男たちは次のように答えました。「新鮮な空気がほしいからさ」「風にあたりたくないんですよ」

これが利害です。図書館員は、その部屋の窓は閉め、隣の部屋の窓を開けました。ふたりの男は満足しました。これでWin-Winの解決策に至りました。

交渉では、この対立する利害を探し、さらにその背後の共通の利害を探し出すことが重要です。プロジェクトを成功させたいステークホルダー間の交渉である限り、共通の利害は必ずあります。


■おすすめコース
【PDU対象】【現場体験型】ステークホルダーを動かすあの手この手 ~プロジェクト成功の鍵~
お客様との交渉をロールプレイで実施していただきます。「立場より利害」をロールプレイにあてはめ、共通の利害を見出し、交渉を成功に導く体験をしていただきます。交渉力を身に付けて、プロジェクトを成功に導いてください。



執筆:中村 正明 [名著で学ぶPM極意][2015年10月26日配信]

【PMBOKⓇガイド入門】第7回:プロジェクトマネジメント知識体系

第1回のコラム 【PMBOKⓇガイド入門】第1回:PMBOK®ガイドの目的 でPMBOK®ガイドがどのような目的で作成されているのかをお伝えしました。少しだけ復習をしておくと、その目的は以下になります。

●良い実務慣行と一般に認められているプロジェクトマネジメント知識体系を特定する
 こと
●プロジェクトマネジメントに関する共通用語を提供すること

「PMBOK®ガイド」と聞くと、「IT業界のプロジェクトマネジメントのためのもの」という印象をお持ちの方も多いと思います。しかしそうではなく、「多くの業種の、ほとんどのプロジェクトをマネジメントするための標準」として作成されています。

たとえば、PMBOK®ガイドの中に、「WBS作成」というプロセスがあります。WBSとは、Work Breakdown Structureの略です。直訳的に解釈すると「作業内容を、分解して、構造化する(見える化する)」ということになります。その上で、分解した1つ1つの作業に関して、スケジュールを引いたり、コストを見積ったりします。

このようなやり方は、IT業界に限らず、どのような業界のプロジェクトでも有効な技法です。

<推奨コース>
PMBOK®ガイドに関して詳しく知りたいという皆様は、以下のご受講をご検討下さい。
PMBOK®ガイドの内容を2日間かけて受講者の皆様にお伝えする、講義中心のコースです。


皆さまのご受講、講師一同お待ちしております。



執筆:横山 昇 [PMBOKⓇガイド入門][2015年10月13日配信]

PMP(R)試験の改訂について

2016年1月12日より、PMP(R)試験が新しい内容に改定されます。

グローバルナレッジでは、2015年12月から下記のPMP(R)資格受験対策の研修コースと、
eラーニング教材の試験対策問題集を新試験内容に改定して提供します。

改定内容も含めたPMBOK(R)Guide第5版の解説を行っていますので、
内容変更は行いませんが、試験改定に対応しています。

2015年12月から、新試験内容に改定して提供する予定のコース


改定内容の概略
今回の改定では、下記タスクが追加されます。

<ドメイン1(立上げ)>
・タスク2
顧客の期待を管理し、プロジェクト目標を達成へ導くために、ビジネス要件に基づいて、主要な成果を特定します。

・タスク7
組織戦略と期待されるビジネス価値に対し、プロジェクトの整合が取れているかを検証するために、ステークホルダーと効果の分析を行います。

・タスク8
主たる成果物、マイルストーン、および役割と責任分担についての共通認識を確実なものとするために、承認されたプロジェクト憲章をステークホルダーに通知します。

<ドメイン2(計画)> 
・タスク13
効果的にステークホルダーの期待を管理し、プロジェクトの意思決定に参加してもらうため、ステークホルダーの期待、興味、潜在的な影響を分析して、ステークホルダー・マネジメント計画を作成します。 

<ドメイン3(実行)> 
・タスク6
継続してステークホルダーを巻き込み、周知してもらうために、コミュニケーション・マネジメント計画に従って、情報の流れを管理します。

・タスク7
ステークホルダーとの良い関係を維持するために、ステークホルダー・マネジメント計画に従って、ステークホルダーとの関係を維持します。

<ドメイン4(監視・コントロール)>  
・タスク6
継続的な改善を可能にするために、教訓管理技法を使って、教訓を把握、分析し、管理します。

・タスク7
プロジェクトの目的への適合性を検証するために、調達計画に従って調達活動を監視します。

<ドメイン5(終結)> 
追加タスクはありません。

改定内容の詳細はPMI日本支部のwebサイトをご覧ください。

執筆:中村 正明 [お知らせ][2015年10月 6日配信]

【名著で学ぶPM極意】第5回「歩き回ってマネジメントする」

PMP(R)資格は取得したけれど、現場では悩みがいっぱいという方も多くいらっしゃると思います。「名著で学ぶPM極意」では、プロジェクトの現場で悩 みを抱えている方に読んでいただきたい「名著」を取り上げていきます。ご紹介できるのは書籍のほんの一部分です。興味を持たれた方は、書籍をお読みになってください。現場で役立つこと請け合いです。


 

■おすすめの書籍

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書籍名:世界一わかりやすいプロジェクトマネジメント

著者  :サニー・ベーカー/キム・ベーカー/G・マイケル・キャンベル 著

中嶋秀隆/香月秀文 訳

出版社:総合法令出版

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プロジェクトマネジメントの研修で、私は「プロジェクト・マネジャーにとって大事なことは、まずは『いる』ことです」と受講者の方々に伝えています。

紹介した本では、「象牙の塔に閉じこもるな」と言っています。メンバーは相談したいことがあっても、『いない』のだから相談しようがなくなってしまいます。その結果、プロジェクトは迷走ルートにはまり込み...... というわけです。


この本では『いる』だけでなく、「歩き回ってマネジメントする」(MBWA=Management by Walking Around)を推奨しています。

現場を歩き回ってメンバーと話をして、仕事の様子を見て、元気にやっているかをちゃんと見ろ、というわけです。これは大変重要な情報収集です。メンバーからは、プロジェクト・マネジャーは本気だぞ、自分たちを見てくれているぞ、と感じてもらえます。象牙の塔に閉じこもっていても本気だという方もいらっしゃるかもしれませんが、姿勢を見せることこそ必要なのです。


分厚い本ですが、ユーモアがあって面白く、そして、ためになる本です。


 

■おすすめコース

【現場体験型】最強プロジェクト・チーム・マネジメント ~チームの活性化こそプロジェクト成功への道~(PMC0112G)」

「歩き回ってマネジメントする」の次の一歩は、フィードバックでしょうか。フィードバックとは「本人が認識していないことを気づかせること」です。適切なフィードバックがあると、メンバーもやる気が高まり、仕事の進め方も改善していきます。


でも、どのようにフィードバックすればいいのかお悩みの方には、上記コースの受講をお勧めします。フィードバックをロールプレイで実施します。ご自身の良い点、悪い点を把握して、改善のきっかけがつかめます。


執筆:中村 正明 [名著で学ぶPM極意][2015年9月28日配信]

【PMBOK®ガイド入門】第6回: プロジェクト・マネジャーの責任とコンピテンシー

「プロジェクト・マネジャーの責任」「プロジェクト・マネジャーに必要とされるコンピテンシー」と言われて、皆様は何を思い浮かべるでしょうか。たとえば、「ニーズを満たす責任」とか、「特定分野のスキル」といったものが挙げられます。

プロジェクトを実施するには、人もお金も時間もかかります。そこまでしてやるからには何かしらの要望=ニーズがあるわけです。プロジェクト・マネジャーはプロジェクトの最高責任者ですから、当然そのニーズを満たす責任があります。従ってプロジェクト・マネジャーは、担当するプロジェクトで扱う領域に関して、ある程度のスキルを保持しておく必要があります。

たとえばIT系プロジェクトのプロジェクト・マネジャーであれば、得手不得手はあるかと思いますが、プログラミング、データベース、ネットワークといったIT分野に関するスキルを保持しておく必要があります。

IT分野でのプロジェクト・マネジメント経験が豊富な方であれば、今までとは違う職場環境で仕事をしたとしても(多々苦労はあると思いますが)、それなりにプロジェクトを率いることができるのではないでしょうか。

実際、システムインテグレーターで業務系ソフトウェアの開発を担当していた人が、メーカーに転職して組込み系ソフトウェアの開発に携わるようになった、といった話を耳にすることもあります。

しかし、今まで全くかかわったことのない領域、たとえばIT系のプロジェクト・マネジャーを担当していた人が、道路建設や発電所建設のプロジェクト・マネジャーとして即戦力として働く、というのはあまり現実的ではありません。

やはり自分の専門領域で経験を積んだ上で、プロジェクト・マネジャーとして活躍する、というのが自然な流れかと思います。

<推奨コース>


プロジェクト・マネジャーに必要とされるコンピテンシーを改めて考えてみたい、という方は、 【PDU対象】プロジェクト・マネジャーのためのコンピテンシー開発 ~業務遂行能力の向上に必要な人格コンピテンシーを身に付ける~ のご受講をご検討ください。人格コンピテンシーの開発を通して、プロジェクト・マネジャーが持っている知識を最大限に活用するための手法を学習します。

執筆:横山 昇 [PMBOKⓇガイド入門][2015年9月14日配信]

【名著で学ぶPM極意】第四回「進捗管理」

PMP(R)資格は取得したけれど、現場では悩みがいっぱいという方も多くいらっしゃると思います。「名著で学ぶPM極意」では、プロジェクトの現場で悩 みを抱えている方に読んでいただきたい「名著」を取り上げていきます。ご紹介できるのは書籍のほんの一部分です。興味を持たれた方は、書籍をお読みになっ てください。現場で役立つこと請け合いです。

■おすすめの書籍
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書籍名:ベンダー・マネジメントの極意 プロジェクトを成功に導く外注管理
著者  :長尾 清一 著
出版社:日経BP社
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進捗管理の極意(極意というほどのことではなく、当たり前のことですが、実施はなかなか難しい)は、計画と実績を比較し差異を検知することです。

難しい点は、正しい実績情報を手に入れることにあります。紹介した書籍は、外注管理の本ですから、外注会社からいかに正確な情報を手に入れるかに焦点を当てています。しかし、社内のメンバーでも基本は同じです。

決め手は、「ヒアリングである」とこの本には書かれています。

報告を鵜呑みにしないで、本質を探る質問をするのです。
原因を聞く、根拠を聞く、影響を聞く、対策を聞く、いつから気づいたかを聞く、
といったオープンな質問が最適です。

また、「お客様が質問に答えてくれないといったことはありませんか?」とクローズ質問で探りを入れることもできます。いかに本質を探る質問ができるかという点に極意があるといえるでしょう。書籍では、具体的な質問が多数紹介されています。

複数の外注先に仕事を依頼しているケースでは、何に注意しないといけないかといった話題も取り上げられています。

今回は、進捗管理についてご紹介しましたが、この本では外注化の計画やRFPから終結まで外注管理の全般を扱っています。


■おすすめコース

進捗会議を実際に演習で行い、質問のスキルをアップするためのロールプレイを組み込んだ研修です。実際に演習を行ってみると、ご自身の質問スキルの不十分な点が見えてきます。


外注管理に焦点を当てたコースです。FPの内容を考える演習に取組んでいただきます。



執筆:中村 正明 [名著で学ぶPM極意][2015年8月21日配信]

【PMBOK®ガイド入門】第5回:プロダクト・ライフサイクル

このコラムの第2回で、プロジェクトと定常業務に関してお話しをさせて頂きました。この2つをお忘れの方は、第2回のコラムをお読みいただいた後、今回のコラムをお読みいただければ幸いです。

今回のタイトルである「プロダクト・ライフサイクル」とは、たとえば新製品の開発に始まり、開発した製品の製造・販売、そして製品が世の中から退場するまでの一連のサイクルのことを表しています。ここでは、皆さんが仕事の合間や休憩時間につまんだりする「お菓子」を例に考えてみましょう。

1.製菓メーカーで、新しいお菓子を開発するプロジェクトが立ち上がる。
2.無事に開発が終わり、工場で生産ラインに載って大量生産が始まる。
3.ちょっと売れ行きが芳しくないので、パッケージを変更する。
4.しかし売れ行きが回復しないので、生産を止める。販売店の陳列棚からも撤去する。

上記のような一連の流れをプロダクト・ライフサイクルと言います。
1.が「プロジェクトである」という点は、読者の皆様も疑いの余地が無いかと思います。見落としがちですが、3.もプロジェクトです(プロジェクトの定義をお忘れの方は、第2回のコラムをご参照ください)。ここではお菓子を例に挙げましたが、製品が世に出された後も改善のためのプロジェクトが実施されることは多々あります。たとえば、ソフトウェアのマイナーバージョンアップや、車のマイナーチェンジなどがこれにあたります。

また、お菓子の例だとあまりピンと来ないかもしれませんが、4で撤収のプロジェクトが必要になることもあります。たとえば、定期購読専門の雑誌を休刊する場合、読者へのお知らせ、返金、あるいは他の雑誌に乗り換えてもらえるよう読者を誘導する、といった対応が必要になります。こういった一連の業務もプロジェクトにあたります。

<推奨コース>

上記の通り新製品の開発以外にも、「プロジェクト」と呼ぶことができるものはたくさんあります。
プロジェクトの進め方に関する標準的な技法を学習したいという方は、下記のコースご受講をご検討ください。

~プロジェクトマネジメントのグローバル・スタンダードを学ぶ~

PMBOK(R)ガイドの内容を2日間かけて受講者の皆様にお伝えする、講義中心のコースです。

執筆:横山 昇 [PMBOKⓇガイド入門][2015年8月 7日配信]

【名著で学ぶPM極意】第三回:プロジェクト目的の共有

PMP(R)資格は取得したけれど、現場では悩みがいっぱいという方も多くいらっしゃると思います。「名著で学ぶPM極意」では、プロジェクトの現場で悩みを抱えている方に読んでいただきたい「名著」を取り上げていきます。ご紹介できるのは書籍のほんの一部分です。興味を持たれた方は、書籍をお読みになってください。現場で役立つこと請け合いです。

 

■おすすめの書籍


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書籍名 :失敗の本質 日本軍の組織論的研究

著者  :戸部良一/寺本義也/鎌田伸一/杉之尾孝夫/村井友秀/野中郁次郎

出版社 :中公文庫
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「失敗の本質」というタイトルのこの本が分析している失敗は、サブタイトルにあるように「日本軍の失敗」です。ミッドウェー海戦の経過や、沖縄戦の米軍上陸への日本軍の対応などを取り上げています。

 

そこでの失敗は、現代の企業経営やプロジェクトマネジメントにも通じるものがあり、多くのプロジェクト・マネジャーの方々にも読んでいただきたいと思います。

 

ミッドウェー海戦について書かれていることの一端を紹介します。


この作戦の目的は、米空母群を誘い出し捕捉撃滅することでした。ところが、計画を立案した山本五十六連合艦隊司令長官は、作戦遂行の中心となった第一機動部隊南雲司令官のみならず、海軍軍令部、連合艦隊の幕僚陣に対して、その目的を認識させる努力を十分に行いませんでした。
結果的に、ミッドウェー攻略が主目的であるかのようになってしまっい、不測の事態が発生した際の判断を誤らせ、作戦目的を達成できず、大損害を被ることとなってしまったのです。


PMBOK(R)ガイドの用語に置き換えれば、プロジェクト目的のステークホルダー間での共有が不十分であった、ということになります。耳の痛い話だと感じたプロジェクト・マネジャーの方々も多いのではないかと思います。


そのほかにも、コンティンジェンシー・プラン(=不測の事態に備えた計画)の不在、作戦目的にそぐわない艦隊編成(=メンバー編成)、第一線からのフィードバック不在(=現場が見えない)、軍事戦略的に見て必要性と可能性の疑わしい計画、誤った情報や想像に基づく判断、グランド・デザインなき場当たり的対応、失敗の蓄積・伝達の組織的取組みの不在、といった現在のプロジェクトでも課題とすべき内容が満載です。

 

■おすすめコース

 

【現場体験型】ステークホルダーを動かすあの手この手
       ~プロジェクト成功の鍵~(PMC0110G)

 
山本五十六長官の失敗「目的が共有できていない」を繰り返さないようにしましょう。

 

ステークホルダーとの交渉の場面でも、プロジェクトの目的を共有することが重要です。
交渉のシナリオにプロジェクト目的の共有を組込み、交渉当事者双方は目的を達成するための仲間であることの確認から交渉を始めましょう。

 

おすすめのコース「ステークホルダーを動かすあの手この手」は、交渉のロールプレイの演習を通して「目的を共有すること」を学びます。


 

執筆:中村 正明 [名著で学ぶPM極意][2015年7月27日配信]

【PMBOKⓇガイド入門】第4回:プロジェクトマネジメント・オフィス(PMO)

唐突ですが、皆様の会社にはプロジェクトマネジメント・オフィス(PMO)に該当する組織はありますか?


プロジェクトマネジメント・オフィス(PMO)とは、「プロジェクトに関連するガバナンスのプロセスを標準化し、資源、方法論、ツール、技法の共有を促進するマネジメント構造」です。

 

キーワードは、「標準化」と「共有の促進」です。


 たとえば、「あるプロジェクトで上手くいった技法を、他のプロジェクトでも汎用的に使えるようにし(標準化)、横展開する(共有の促進)」というのはプロジェクトマネジメント・オフィスの重要な役割です。
プロジェクトマネジメント・オフィスというと、「プロジェクトを側方支援する」といったイメージをお持ちになる方が多いかと思います。しかし、実際にはプロジェクトに対する管理や影響力の度合いにより、様々なタイプがあります。たとえば、以下のようなものです。

 

1.支援型PMO:テンプレート、トレーニングの提供などを行う。


2.コントロール型PMO:支援を提供し、コンプライアンスを要求する。


3.指揮型PMO:プロジェクトを直接マネジメントする。


 

2.の「コンプライアンスを要求」とは、支援内容の強制を意味します。たとえば「テンプレートを提供するので、それを必ず使用しなさい」というのが、コンプライアンスの要求にあたります。コンプライアンスというと、法令順守や企業の社会的責任といった文脈で使われることが多いですが、元の意味は「順守」です。従って、上記の通り「支援内容の強制」という意味になります。


また、ちょっと意外かもしれませんが、3.のようなタイプもあります。たとえば、大規模プロジェクトでプロジェクト内にPMOが設置される場合や、問題山積のプロジェクトにPMOが乗り込んできて直接指揮をとる、といったケースがこれにあたります。

 

<推奨コース>

 

PMOや品質保証の立場からプロジェクトのレビューを行う方向けのコースです。

 

■PMC0118G:【PDU対象】【現場体験型】
       プログラム・マネジャーのためのプロジェクト・レビュー力
       ~PMの上司としてPMを指導する~

 

スタディと相互レビュー、実践局面での対応を問うテーマ演習を通して、プロジェクトの実態を的確に把握するための仕組み、正しい認識を得る手順を理解して頂きます。


 

執筆:横山 昇 [PMBOKⓇガイド入門][2015年7月13日配信]

【名著で学ぶPM極意】第二回:見積りとリスク

PMP(R)資格は取得したけれど、現場では悩みがいっぱいという方も多くいらっしゃると思います。「名著で学ぶPM極意」では、プロジェクトの現場で悩みを抱えている方に読んでいただきたい「名著」を取り上げていきます。ご紹介できるのは書籍のほんの一部分です。興味を持たれた方は、書籍をお読みになってください。現場で役立つこと請け合いです。

 

■おすすめの書籍
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書籍名:ソフトウェア見積り
    人月の暗黙知を解き明かす
著者: Steve McConnell 著/田沢恵、溝口真理子訳 久手堅憲之監修
出版社:日経BPソフトプレス
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著者のSteve McConnellは、見積り・ターゲット・コミットメント、の3つを明確に区別せよ と書いています。
その点を私の解釈で説明すると次のようになります。

 

見積:
「このプロジェクトのスケジュールを見積りました。6ヶ月です」
「コスト見積り結果は6,000万円です」と、見積りの値が一点(シングルポイント)になることはないのです。見積りは、未来の予測です。
「100%の確率で、6,000万円です」と予測などできるわけがありません。
「5,500万円から7,000万円です」と範囲で提示されるのが見積りです。

 

ターゲット:
「このプロジェクトは5,500万円で完成してほしい。なぜなら部門の承認された予算の範囲内で実現したいから」と一点になるのがターゲットです。


 

コミットメント:
見積りとターゲットを睨んで、では「6,000万円で契約しましょう」と約束すると、コミットメントになります。


「5,500万円から7,000万円」という幅のある見積りに対して、「6,000万円で契約しましょう」と一点でコミットメントするというのが、起きている事態です。


「5,500万円から7,000万円」という可能性に対して「6,000万円で契約」と決断しているのです。決断は決断できる権限のある方が行う必要があります。

 

そして、プロジェクト・マネジャーには、7,000万円になってしまう可能性があるプロジェクトを6,000万円以下で完了するようにリスク・マネジメントする任務が生じます。

 

普段、見積りという言葉をどう使っているか思い返してみてください。
どう使っているにしても、自分の任務が何であるかは正しく把握しましょう。

 

■おすすめコース


プロジェクト・マネジャーのためのリスク・マネジメント(PMC0108G)

 
リスク対処の優先順位をつけ、有効な対策を立案する演習を実施します。

 

見積りとコミットメントの関係から「リスク」が見えてきます。
その「リスク」の対処がコミットメントを守ることにつながり、ひいてはプロジェクトの成功につながります。

リスクはたくさんありますが、対処する優先順位を踏まえて、多くのリスクの中から重大リスクを見出し、有効な対策を講じる必要があります。


 

執筆:中村 正明 [名著で学ぶPM極意][2015年6月22日配信]

【PMBOKⓇガイド入門】第3回:プロジェクトマネジメントとは?

言うまでもないことですが、「マネジメント:management」は、「マネージ:manage」の名詞形です。
「manage」という言葉には本来「なんとかやっていく、なんとかやり遂げる」と意味があります。すなわち、プロジェクトを「なんとかやり遂げる」のがプロジェクトマネジメントということになります。

 

プロジェクトには、人もお金も時間もかかります。何かしら実現したいこと、要求事項がプロジェクトの背景にあるからこそ、人やお金や時間をつぎ込むことができるのです。
たとえば、「新製品を投入して、ライバル社からシェアを奪還したい」とか「オートメーション化を進めて、業務を効率化したい」といった要求事項があるとしたら、その要求事項を満たすために行うのがプロジェクトであり、それをなんとかやり遂げるのがプロジェクトマネジメントということになります。

 

そして、プロジェクトには様々な制約条件があります。
たとえば、自動車の開発であれば、「他社を凌駕するため、従来車の2倍の燃費効率を実現しなければならない」といったスコープ上の制約、「今年中には市場に投入する」といったスケジュール上の制約、「開発にかけられる予算はX億円まで」といったコスト上の制約があります。
これらの制約バランスを取って最適解を見つけ出し、それを実現しなければなりません。これもプロジェクトマネジメントの重要な要素です。


いかがですか。ちょっと考えただけでも、プロジェクトを「なんとかやり遂げる=マネジメントする」のがいかに大変なことかイメージできますよね。
第1回のコラムにも書きましたが、プロジェクトをやり遂げるための良い実務慣行をまとめたものが、PMBOK®ガイドということになります。


 

<推奨コース>

 

プロジェクトを「なんとかやり遂げる=マネジメントする」ために必要な第一歩は、きちんとした計画を立てることです。

 

PMBOK®ガイドベースで、きちんとした計画を作成する手法を学びたい、という方におすすめのコースです。

 

■PMC0100G:【PDU対象】プロジェクトマネジメント(前編)
        ~しっかりした計画作り・PMBOK®Guide第5版対応~」

 

講義と演習を通じて、計画の立て方をしっかりと学習して頂ける2日間のコースです。

 

執筆:横山 昇 [PMBOKⓇガイド入門][2015年6月 8日配信]

【名著で学ぶPM極意】第一回「チームをつくる」

「PM道場」をご訪問頂き、誠にありがとうございます。
今回から、新連載「名著で学ぶPM極意」をスタートします。 
PMP(R)資格は取得したけれど、現場では悩みがいっぱいという方も多くいらっしゃると思います。「名著で学ぶPM極意」では、プロジェクトの現場で悩みを抱えている方に読んでいただきたい「名著」を取り上げていきます。ご紹介できるのは書籍のほんの一部分です。興味を持たれた方は、書籍をお読みになってください。現場で役立つこと請け合いです。

 

■おすすめの書籍

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書籍名:ピ-プルウェア やる気こそプロジェクト成功の鍵 第2版
著者:トム・デマルコ/ティモシー・リスター 著 松原友夫/山浦恒央訳
出版社:日経BP社
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プロジェクト・マネジャーとして活躍しているみなさん!
厳しいスケジュールのプロジェクトを開始することになったら、まず何をやりますか?
すぐにでも作業に着手しますか?
なにはともあれ開始する、という方が多いのではないでしょうか。

 

書籍「ピープルウェア」の著者は、そういう時こそ、
・仕事についてじっくり考えよ
・チームのメンバーは交流を楽しめ。夕食会を企画せよ。
と主張します。

 

「スケジュールが厳しいのだから、夕食会など企画する時間があったら、設計書を1ページ書け!」と普通は考えてしまうのではないでしょうか。


 

著者は、「それは逆だ」厳しければ厳しいほど
メンバーがチームと一体になることが必要だ」と言っています。

 

夕食会が難しければ、ランチはいかがでしょうか。
厳しいスケジュールを押しつけられた経験のあるプロジェクト・マネジャーの方々は、心の底では著者に同意するのではないでしょうか。しかし、実際にはできていないかもしれません。できないのは、「一生懸命やっている姿を見せないといけない」と考えるからかもしれません。それは、失敗した時の言い訳ですよ。
プロジェクト・マネジャーがやるべきなのは、「一生懸命な姿を見せる」ことではなく、「現実にチームに一体感を作り出し、プロジェクトを成功に導く」ことなのです。


勇気を出して、夕食会やランチに行ってみましょう!


■おすすめコース

 

【現場体験型】最強プロジェクト・チーム・マネジメント
 ~チームの活性化こそプロジェクト成功への道~(PMC0112G)

 

『一体感のあるチームを生み出す力を身につける』

一体感のあるチームを生み出す力を身につけるために、様々なロールプレイを取り入れています。たとえば、どんなチームにしたいかを考え、チーム・ビジョンを策定していただきます。ビジョンについて、キックオフ・ミーティングのロールプレイでスピーチしていただきます。

 

書籍「ピープルウェア」にならって、"メンバー間の交流を重視する" というビジョンはいかがでしょうか。


 

執筆:中村 正明 [名著で学ぶPM極意][2015年5月25日配信]

【PMBOKⓇガイド入門】第2回:プロジェクトとは?

今回は、プロジェクトの定義に関して考えてみます。

 

そもそも、「プロジェクト」とは何でしょうか?

 

PMBOK®ガイドでは、プロジェクトを定義付けるものとして「独自性」「有期性」という2つの概念を掲げています。


もう少し具体的に言うと、「プロジェクトの結果として産み出されるものは独自であり(=独自性)、かつプロジェクトには明確な始まりと終わりがある(=有期性)」ということになります。
さらに付け足せば、プロジェクトで産み出したものを活用して、定常業務を行うことで様々な利益を得ていくということになります。
たとえば、新製品を開発するのはプロジェクトであり、その製品を工場のラインに乗せて日々製造、出荷、販売していくのは定常業務ということになります。


プロジェクトが、「1回限りの実施」「明確な始まりと終わりがある」のに対して、定常業務は「繰り返しの実施」「明確な終りが予定されていない」ということになります。

 

<推奨コース>


「そもそも、プロジェクトとは何だろう?」というところから考えてみたい方、「プロジェクト要員に任命されたけど、まずプロジェクトとはどんなものか知っておきたい」という方におすすめのコースです。


PM0085CG:プロジェクト・メンバーのためのプロジェクト入門

 

初めてプロジェクトに参画される方向けの1日のコースです。


皆さまのご受講、講師一同お待ちしております。

 

執筆:横山 昇 [PMBOKⓇガイド入門][2015年5月11日配信]

【PMBOKⓇガイド入門】第1回:PMBOK®ガイドの目的

「PM道場」をご訪問頂き、誠にありがとうございます。
今回から新連載「PMBOK®ガイド入門」をスタートします。

このコラムでは、グローバルナレッジの講師が「PMP® BOOT CAMP(弊社のPMP®試験対策講座)」の中でお話ししている内容を、少しずつご紹介してまいります。


PMP®試験対策、PMBOK®ガイドに関する知識の修得、プロジェクトの現場でご活用頂けますと幸いです。

第1回は「PMBOK®ガイドの目的」についてお話しします。
PMBOK®ガイドは、米国に本拠があるPMI®という非営利団体が作成し、定期的に改定しています。PMBOK®ガイドの主な目的は、下記となります。

● 良い実務慣行と一般に認められている、プロジェクトマネジメント知識体系を特定する

良い実務慣行というと何となく大仰な感じがしますが、プロジェクトマネジメントの現場で実際に行っているやり方(慣行)のうち、良いと認められているもののことです。一例を挙げれば「WBSを作成する」がこれに該当します。


● 「プロジェクトマネジメント」に関する『共通用語』を提供する

一例を挙げると、PMBOK®ガイドでは、WBSの最下層を「ワークパッケージ」という言葉で定義しています。すなわち共通用語を提供しています。
PMBOK®ガイドをベースとしたプロジェクトマネジメントを学んだ人同士であれば、所属する部署や会社が異なっていたとしても、「ワークパッケージ」と聞けば「ああ、WBSの最下層のことだな」と共通認識が持て、用語レベルの認識のズレが発生することを抑止できます。
社外との連携がほぼ必須であるITのプロジェクトでは、『共通用語』で話すことができるということは、非常に大きな利点となります。

 
<推奨コース>
PMBOK®ガイドに関して詳しく学ぶことができるコースです。

【PDU対象】PMBOK(R)Guide第5版概要
  ~プロジェクトマネジメントのグローバル・スタンダードを学ぶ~


PMBOK®ガイドの内容を2日間かけて受講者の皆様にお伝えします。

皆さまのご受講、講師一同お待ちしております。

 

 

執筆:横山 昇 [PMBOKⓇガイド入門][2015年4月 8日配信]

【PMP®合格体験記】第10回:プロジェクト・マネジャーを目指す皆様へ

長らくお付き合い頂きましたこのコラムも、今回で最終回となります。連載をお読みくださいました皆様、本当にありがとうございました。

今回は少し趣向を変えて、今後プロジェクト・マネジャーを目指したい、キャリアを築いていきたい という方向けにお話をさせて頂きたいと思います。


初めてプロジェクトを率いる立場になったら、皆様はどうしますか?
先輩社員の教えを受けたり、過去のプロジェクトのテンプレートを再利用したり、所属する業界の標準的なやり方に従ったりしながら(※1)、プロジェクトを進めていくのが最も一般的ではないかと思います。
ぜひそこで活用していただきたいのが、PMBOK®ガイドや、PMBOK®ガイドを元にした参考書・解説書などです。
これまでのコラムでご紹介してきたとおり、PMBOK®ガイドには、世界中からのフィードバックを受けて、良い実務慣行が集約されています。また定期的に改定が行われています。従って、皆様のプロジェクトに有用な情報が含まれています!
PMBOK®ガイドそのものについては、「抽象的で実際のプロジェクトには適用しにくい」という意見も時々伺いますが、そのような場合には、PMBOK®ガイドを元にした参考書籍などをご参考にして頂ければと思います。比較的簡単で読みやすい書籍をご紹介します。定期的に改定が行われ、PMBOK®ガイド第5版にも対応しています。
書籍:「プロジェクトマネジメント標準PMBOK入門」(オーム社)

 

そして、「自分がプロジェクトで得た知識を資格という形で証明しておきたい」とお考えになりましたら、ぜひPMP®資格の取得をご検討ください。
これまでのコラムでPMP®資格に関して述べてきたので、詳細な説明は省きますが、PMP®資格は、皆様がキャリアを形成していく上で、非常に有用な武器の1つになる資格です。

▶ PMP®関連コース の詳細はこちら

 

末筆になりましたが、最後までお付き合い頂いた皆様、本当にありがとうございました。
皆様の今後のご活躍と、皆様が携わっておられるプロジェクトの成功を祈念して、このコラムを終えたいと思います。

 

<用語集>
※1 組織のプロセス資産と組織体の環境要因
PMP®試験で頻出する概念です。本文内の「過去のプロジェクトのテンプレート」が組織のプロセス資産に、「所属する業界の標準的なやり方」が組織体の環境要因に、それぞれ該当します。組織のプロセス資産とは、母体組織が保持しており、プロジェクト遂行に使用される資産のことを言います。プロジェクトから追加、更新されることがあります。テンプレートは、まさしく組織のプロセス資産の典型例の1つです。組織体の環境要因とは、プロジェクトに影響を与えることはあっても、基本的にはプロジェクトのコントロール外にあります。本文で挙げた例のほかに典型的なものとして、「政治情勢」「市場の状況」などがあります。

 

<プロジェクト・マネジャー必須の知識が身に付く!お薦めコース>
 講義の他、グループワークを通じて成果物を作っていくコースです。
 現場でも応用できるスキルを身に付けることができます

 ■【PDU対象】プロジェクトマネジメント(前編)
  ~しっかりした計画作り・PMBOK(R)Guide第5版対応~

 ■【PDU対象】プロジェクトマネジメント(後編)
  ~成功するプロジェクト管理実践・PMBOK(R)Guide第5版対応~

 ※(前編)は、「立上げプロセス群」「計画プロセス群」
 ※(後編)は、「実行プロセス群」「監視・コントロール・プロセス群」「終結プロセス群」を学習します。

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[PMP®合格体験記][2015年3月 9日配信]

【PMP®合格体験記】第9回:PMP®資格の継続

前回までのコラムでは、PMP®試験の受験に関する情報を中心にお伝えしてきました。
今回は、晴れて合格した後の資格維持に関してお話をさせて頂きます。
PMP®資格は「取得したらそれで終わり」というわけではなく、資格維持のために学習を続けていく必要があります。


このコラムを執筆している時点での資格維持条件について要点を申しますと、以下の通りです。※条件が変わる可能性がありますので、必ずPMI®のホームページでご確認ください。

●更新は、3年毎である
●3年間に「60PDU」の取得が必要となる
●PDU数は、1時間=1PDU としてカウントされる

 

仕事をしながら、3年間で60PDUの取得が必要というのは、結構ハードルが高いですよね。「PMP®は、資格を取った後の更新が大変」というお話をよく耳にします。忙しいビジネスパーソンにとって、3年間で「60PDU」を取得する(時間を作り出す)ことは確かに大変だと思います。
これまでのコラムで書かせて頂いた通り、PMP®資格を取得するには結構な労力を要します。せっかく取得した資格を失わないためにも、ぜひ計画的にPDUを取得されることをおすすめします。

 

弊社はPMI®の認定を受けている研修機関ですので、PDUが取得できるコースを多数ご用意しています。PMP®資格を維持するためのPDU取得対策として研修のご受講をご検討ください。


また研修に参加頂くことで、忘れかけていたPMBOK®ガイドや概要を復習して新たな気づきを得る事ができます。たとえば、「すっかり忘れていたけど、多基準意思決定分析(※1)なんてものがあったな。最近部下の○○さんを案件のプログラマにアサインしたけど、モチベーションが上がらないみたいだ。もしかしたら、そろそろリーダー業務をやりたいのかもしれないな」といった現場で役立つ気付きを得ることもできます。

 

また、PMBOK®ガイドは、ここしばらく4年に1度改定(※2)されています。改定されれば、当然新しいエッセンスが盛り込まれます。PMBOK®ガイドは全世界のPMI®会員からのフィードバックを受けて改定されるので、ご自分のプロジェクトにとって新しい有益な情報が増えている可能性もあります。
ぜひ、資格取得後も折に触れて、PMBOK®ガイドには目を通して頂きたいです。

 

<用語集>
※1 多基準意思決定分析
PMBOK®ガイドでは、プロジェクト・チーム編成プロセスのツールと技法で登場します。また、要求事項収集プロセスのツールと技法の中のグループ発送技法の1つとしても紹介されています。文字通り1つの基準軸からだけではなく、複数の基準軸から物事を決定する技法のことです。本文では、部下の能力だけではなく、興味や志向も考慮しようとしています。

※2 PMBOK®ガイドの改定
PMBOK®ガイドは1996年以降、4年に1回のペースでオリンピックイヤーに改定されています。従って、次回も4年後に改定があると仮定した場合、第6版が2016年に刊行されることになります。

 

グローバルナレッジでは、PMP®資格「取得を目指す方」に対応したコースをから「資格を維持・更新する方」向けのコースもご用意しています。
詳細は、 PMP®関連コース のページへ

 

 

<おすすめコース>
●「時間が無い」「改定ポイントだけ短時間で学習したい」という方向け
【PDU対象】PMBOK(R)Guide第5版改定内容速習
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●PMBOK®ガイドの内容を改めてしっかり学習したいという方向け
【PDU対象】PMBOK(R)Guide第5版概要 
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[PMP®合格体験記][2015年2月20日配信]

【PMP合格体験記】第8回:PMP®試験の受験

長らくお付き合い頂きました当コラムも、残すところ今回も含めてあと3回です。
今回は、私が実際にPMP(R)試験を受験した時のお話をしようと思います。私が受験したのは真夏の暑い時期で、試験会場は御茶ノ水にあるプロメトリック社のテストセンターでした。とにかく暑い日だったのを覚えています。暑い時間帯の移動は避けたく、また私自身が朝型の人間なので、午前中に受験しました。


※試験会場、試験時間帯等は変更される恐れがありますので、ご受験される前に必ずプロメトリック社のホームページで確認をしてください。

 

さて、これまでのコラムでお伝えしてきましたが、いま一度、PMP(R)試験について簡単におさらいをしておきましょう。
 

試験時間は、4時間である。


パソコンを使って受験するCBT形式で実施される。


出題は200問で、全て四者択一である。


● 受験に際しては、本人確認書類を持参する必要がある。

 受験前に「何が必要か」をプロメトリック社に確認してください。私はパスポートを持参しました。
またご注意いただきたいのは、「本人確認書類は、試験日の時点で有効期限内のものでなければならない」という点です。受験する前に必ず有効期限内であるか否かを確認してください。

 

合格に向けて重要なことは「試験に向けて十分な学習をする」ことですが「試験当日に向けて、体調をしっかり整える」ことも同じくらい重要です。試験は4時間という長丁場です。試験実施中に席を外す(たとえばトイレに行く)ことは可能ですが、その間も時計は止まりません。席を外す時間が長くなればなるほど、問題を解くのに費やす時間が短くなります。体調が悪くてトイレに行くために何度も離席していると、それだけ不利になります。そもそも体調が悪くて集中できないと、せっかく頑張って勉強してきても実力が発揮できない恐れがあります。
従いまして、試験の前日は早めに寝て、体調を万全にして試験会場に向かうことを強くおすすめします。前夜痛飲して二日酔いの状態で試験会場に向かう・・・というような事態は起こらないようにして頂きたいと思います。

 

なお、プロメトリック社のホームページでは、試験会場と受験開始時刻を指定して申し込みを行いますが、その内容を変更するためには手数料が必要となります。また、変更の手続きを実施できる期間にも制限があります。従いまして、PMP(R)試験の申込はあくまで慎重に、そして試験日に向けて体調を万全にして試験に臨んで頂きたいと思います。

 

<PMP(R)試験対策コース>

PMP(R) BOOT CAMP(前編) ~PMBOK(R)Guide第5版 知識習得~

PMP(R) BOOT CAMP(後編) <前編テキストなし> ~PMBOK(R)Guide第5版 練習問題&模擬試験~

PMP(R)関連コース

 

★コースに登壇する講師陣は、全員PMP(R)有資格者です。
受験に際しての心構えやアドバイス、その他PMP(R)試験に関するご不明な点は、お気軽にご相談ください。
グローバルナレッジは、受講者の皆さまの PMP(R)試験合格!をサポートいたします。

 

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[PMP®合格体験記][2015年1月26日配信]

【PMP合格体験記】第7回:PMP®試験と英語

 PMP(R)試験の受験を目指しているお客様とお話をしていて、時々聞かれるのが「英語は必要ですか?」という質問です。
 結論から申し上げますと、「試験の申込時に英語は必要となりますが、試験自体は日本語が併記されるので英語は必要ではありません」というのが答えになります。
※PMP(R)試験の申込詳細については、第4回のコラムに記載しておりますので、ご参考にしてください。

 

 「試験では日本語が併記」と申し上げましたが、これは、申込時に補助言語として日本語を選択すれば、英語と日本語が併記される、という意味です。
 PMP(R)試験は、米国のPMI(R)という団体が実施する試験なので、あくまで英語がスタンダードで、補助言語として各国語に翻訳されているという形になります。
 ひと昔前は、この翻訳の出来具合が今一つで、「日本語を読んでも良く分からない」とか「いっそう英語を読んだ方が分かりやすい」といった声も聞かれましたが、最近はかなり分かりやすくなりました。
 少なくとも私が受験した際には「日本語が分かりにくくて、回答に苦慮した」ということはありませんでした。強いて言えば、仮定法過去完了の表現、たとえば「あなたはどうすべきだったのか」といった内容の問いに若干の分かりにくさを感じましたが、問題となるようなレベルではありませんでした。

 

 ただ、グローバル化が進んでいく世の中で、英語の必要性は増すばかりです。一部の大手企業で「社内の公用語が英語になった」というニュースは読者の皆様もご存知でしょうし、実際に皆様の身の周りでも英語の必要性を感じる機会が多くなっているのではないでしょうか。

 

 これまでのコラムの中でも述べております通り、PMP(R)試験に合格するには、ある程度時間を取って学習をして頂くことが必要です。学習を進めている、あるいは興味をお持ち頂いているのであれば、まずはPMP(R)資格の取得に向かって引き続き学習を進めて頂きたい、というのが、著者の切なる願いです。

 また、PMP(R)資格を取得された後には、ぜひ英語の学習も同じくらいの熱心さで進めて頂きたいと考えています。

 

 国連難民高等弁務官としてお仕事をされていた、緒方貞子さんはご自身の著書「私の仕事」の中で、以下のように述べられています。

「若い世代に申し上げたいことは、国際社会で言葉はとても大切だということです。しっかりした言語能力がなければ、実のある活動はできません。」

 

<PMP(R)試験対策コース>

PMP(R) BOOT CAMP(前編) ~PMBOK(R)Guide第5版 知識習得~

PMP(R) BOOT CAMP(後編) ~PMBOK(R)Guide第5版 練習問題&模擬試験~

※コースで使用するテキストでは、PMBOK(R)ガイドで規定している、プロジェクトマネジメントにおける47のプロセス名や、ITO(インプット、ツールと技法、アウトプット)について、全て英語表記しています。

 

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[PMP®合格体験記][2015年1月13日配信]


ここでは、[ASP]PMP(R)試験対策問題集から毎回1問をご紹介します。

PMP®とは、PMI®(Project Management Institute)が認定するプロジェクト・マネジャーの世界標準資格、PMP®(Project Management Professional)のことです。

[ASP]PMP(R)試験対策問題集 PMBOK(R)Guide第5版・新試験対応 (スマホ対応版)は、PMP®資格試験にチャレンジする方を対象に、効率的に試験準備を行うための自主学習教材です。選び抜かれた500問が入っています。解説付きですので、受験対策にぜひご活用ください。

※本ブログの「PMP®試験問題に挑戦!」は、過去20回の掲載分を公開しています。ご購入は上記のリンク先からどうぞ。




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