Global Knowledge Japan

グローバルナレッジ PM道場
グローバルナレッジのASP教材『[ASP]PMP®試験対策問題集』から毎週1問をご紹介していきます。
そのほか、PMP®試験に関する最新情報や、グローバルナレッジからのお知らせなどを随時掲載。
受験対策にぜひご活用ください。
ホーム > グローバルナレッジ PM道場

【PMP®試験問題に挑戦!】問題107:品質コントロールとスコープ妥当性確認

exercise-pmp.pngのサムネール画像
【問題】
品質コントロールプロセスとスコープ妥当性確認プロセスとの違いについての説明で、正しいものを、1つ選びなさい。

A. 品質コントロールはプロジェクトが要求事項を満足させるために必要なすべてのプロセスを確実に用いているか否かに関心があり、スコープ妥当性確認は成果物が公式に受け入れ可能であるかどうかに関心がある

B. 品質コントロールは成果物に規定されている品質要求事項を満たしているかに関心があり、スコープ妥当性確認は成果物が公式に受け入れ可能であるかどうかに関心がある

C. 品質コントロールはどの品質規格がそのプロジェクトに関連するかを特定し、どのような計画でそれを満足させるかに関心があり、スコープ妥当性確認は成果物が公式に受け入れ可能であるかどうかに関心がある

D. 品質コントロールは成果物に規定されている品質要求事項を満たしているかに関心があり、スコープ妥当性確認はプロジェクト・スコープの変更をもたらす要因に働きかけること、変更からの影響をコントロールすることに関心がある


 解答を見る!

執筆:中村 正明 [PMP®試験問題に挑戦!][2017年8月14日配信]

【PMBOK®ガイド入門】第29回:WBS作成プロセス その1

前々回のコラムで「要求事項収集プロセス」前回のコラムで「スコープ定義プロセス」の内容をお伝えしました。これら2つのプロセスで、プロジェクトの要求事項とスコープ(※) は明確になっているはずです。
※プロジェクトで作り上げる成果物を含め、プロジェクトでやること全てをスコープと言います

しかし、それだけでは具体的な作業に着手することはできません。スコープを管理可能なレベルまで分解する必要があります。管理可能なレベルとは、「ここまで分解しておけば、スケジュールを立てて進捗管理ができる」とか、「ここまで分解しておけば、適切な要員をアサインできる」といったレベルです。

たとえば、「現在は紙で起票し手渡しで回覧している稟議書を電子化する」というプロジェクトがあったとします。
これを実現するためには、まず現状把握をしなければなりません。現状把握をするためには、最低でも「現在使用している稟議書の一覧」「現在の業務フロー」あたりは必要になるのではないでしょうか。
さらに現在の業務フローが部門ごとに異なっているのであれば「総務部の業務フロー」「営業部の業務フロー」「経理部の業務フロー」といった具合に、部門ごとの業務フローが必要になってきます。
ここまで分解した時点で、「管理可能である」と判断したなら、そこまでで分解を止めれば良いわけです。なお、分解した最下層のことを「ワークパッケージ」と呼びます。

このようにして、プロジェクトで実施することを管理可能なレベルまで分解したものをWBS(Work Breakdown Structure)と言います。Work=お仕事を、Breakdown=分解して、Structure=構造化したものが、WBSです。構造化するというのは、言い換えれば「見える化」するということです。上述の通り「管理可能なレベル」まで分解しているので、分解した末端のワークパッケージは、誰にとってもその内容が分かりやすいものになっていなければなりません。

<推奨コース>
【PDU対象】プロジェクトマネジメント(前編) ~しっかりした計画作り・PMBOK(R)Guide第5版対応~
このコースでは、WBSを含むプロジェクト計画の全体像を学びます。特に重要なWBS、スケジュール、コスト、リスク等については講義だけでなく、演習を通じてしっかりと学ぶことができます。

執筆:横山 昇 [PMBOKⓇガイド入門][2017年8月 9日配信]

【PMP®試験問題に挑戦!】問題106:品質マネジメント

exercise-pmp.png
【問題】
あなたの所属する組織では、様々なプロジェクトを実施しています。それぞれのプロジェクトで品質マネジメントに取組んでいるのですが、多くのプロジェクトで十分な品質が実現できていません。
次の活動は、既に実行しています。
1. 品質を向上させるためのメンバーのスキルアップを図るトレーニングを実施する
2. 品質確保のために必要な作業時間を確保する
3. 作業手順の計画や設計などの上流の工程にコストや時間を割く

しかし、プロジェクト・マネジャーとプロジェクト・スポンサー、プロジェクト・メンバー、作業委託先などとの間で、試験項目数や不具合の発生数の評価を巡って論争が起きており、結果として品質が不十分な事態となっています。
品質マネジメントのどんな点が不足しているのでしょうか。最適なものを1つ選びなさい。

A. 品質マネジメント責任者の選定と合意
B. 検査より予防という品質マネジメントの基本理念の周知徹底
C. QC七つ道具の活用
D. 品質基準の策定と合意


 解答を見る!

執筆:中村 正明 [PMP®試験問題に挑戦!][2017年8月 2日配信]

【PMの心得】 第16回:プロジェクト・マネジャーは、TCPIを活用せよ

TCPIとはアーンド・バリュー・マネジメント(Earned Value Management, EVM)で出てくる用語のひとつです。日本語では残作業効率指数と呼ばれます。
PMP(R)資格をお持ちの方は勉強したことと思います。

この数値はプロジェクトマネジメントではたいへん有効で、コスト効率指数(CPI)と比較することで、プロジェクトの途中で今後の見通しを立てる際に活用できます。

たとえば、プロジェクト立直しの計画の際に、どう考えても実現不可能な計画を立てて、「大丈夫です」「よし、そう言うなら任せたぞ」と承認されてしまって、結局失敗に終わってしまっているケースにしばしば出会います。
こうした際に、CPIとTCPIをチェックするだけで、実現可能かどうかを可視化することができます。


TCPI、CPIの算出式は、それぞれ下記の通りです。

CPI=完了した作業(完了した作業の予算上の金額) ÷ 使った金額(完了した作業に実際に使った金額)
TCPI=残作業(残っている作業の予算上の金額) ÷ 残予算(実際に残っている金額)



すなわち、CPIはプロジェクト開始から現在までのコストに対する効率であり、TCPIは、現在からプロジェクト完了までに守らなければならないコストに対する効率です。


ここで、例題です。
プロジェクトの期間のちょうど半分の期間が過ぎた時点で、CPI=0.9、TCPI=1.2と算出されました。この数値は、どういったことを意味するでしょうか?

答えは、「これまで0.9であったコスト効率を今後は1.2に上げないといけない」ということです。
言い換えると、「これまで残業なしで1日90ユニットの仕事をしていたとしたら、今後は同じく残業なしで1日120ユニットの仕事をしなければならない」ということを意味します。普通に考えれば、不可能な状況です。
もしこれを実現可能であると主張するのであれば、その根拠を明確に提示しなければ誰も信用しません。
はじめの例のように、「どう考えても実現不可能な計画」と判断することができます。


このように、アーンド・バリュー・マネジメントはプロジェクトマネジメントの有力なツールです。ぜひ活用を検討してください。


■おすすめコース

【PDU対象】アーンド・バリュー・マネジメント(EVM)

アーンド・バリュー・マネジメントは、TCPI以外にもさまざまに活用できるネタが備わっています。このコースでは、プロジェクトのいろいろな状況でのアーンド・バリュー・マネジメントの数値から「分かること」を読み解き、プロジェクトマネジメントへの活用方法を考える演習を用意しています。

執筆:中村 正明 [PMの心得][2017年7月26日配信]

【PMP®試験問題に挑戦!】問題105: アーンド・バリュー・マネジメント

exercise-pmp.png
【問題】
あるプロジェクトのプロジェクトマネジメント・チームでパフォーマンス測定を行ったところ、CPI が1.07 であることが判明しました。報告を受けたあなたの上司が
「CPI が1を上回っているので、コスト増が発生している。コスト削減案を検討する必要があるのではないか」
とプロジェクト・マネジャーであるあなたに電子メールを送ってきました。

あなたの対応として、適切なものを1 つ選びなさい。

A. 上司に直接会い、コストの予備を確認した上で是正処置を検討する
B. CPI=1.07 はコスト増ではないので、現状は特に是正処置をとらない
C. プロジェクトマネジメント・チームを集め、コスト削減案を検討する
D. まずは自分でコスト削減案を検討し、メンバーと調整する


 解答を見る!

執筆:中村 正明 [PMP®試験問題に挑戦!][2017年7月19日配信]

【PMBOK®ガイド入門】第28回:スコープ定義プロセス

前回のコラム(第27回:要求事項収集プロセス) で「要求事項収集プロセス」の内容をお伝えしました。このプロセスでプロジェクトの要求事項は明確になっているはずです。
今回お伝えする「スコープ定義プロセス」では、「要求事項を満たすためにどのような成果物を生成するのか」を明確にします。

成果物の姿を明確にするやり方は、成果物によって最適な方法があります。たとえばオンラインショッピングのためのショッピングサイトを構築するプロジェクトであれば、ショッピングサイトの画面デザイン案を複数提示し、それを元にイメージを固めていく、といったやり方があるでしょうし、工業製品であれば、手にとって形や使い勝手を確認できるモックアップを使って製品の形状を固めていく、といったやり方があるでしょう。

プロジェクトで作り上げる成果物を含め、プロジェクトでやること全てが「スコープ」ですが、「スコープ外」のこと、すなわち「このプロジェクトでは実施しないこと=除外事項」もこの段階で明確にしておく必要があります。

こういった点についてきちんとコミュニケーションを取れていないと、プロジェクトの終了間際になって「これは当然やってくれると思っていたのに」「いや、それはそもそもやることに含まれていなかった(あるいはそちらでやってくれると考えていた)」という、思わぬ認識齟齬が出てきてしまう恐れがあります。


<推奨コース>
【PDU対象】要件定義のためのコミュニケーション術 ~要望・要件を引き出すヒアリングのポイント~
情報システム構築の要ともいえる要件定義においては、システム知識や業務知識そのものに加えて顧客や情報システム担当者との効果的なコミュニケーションを図ることが重要です。本コースでは、要件定義をスムーズに進めるために必要なスキルについて解説し、コミュニケーションにポイントを絞った演習を行います。

執筆:横山 昇 [PMBOKⓇガイド入門][2017年7月12日配信]

【PMP®試験問題に挑戦!】問題104:コスト・マネジメント

exercise-pmp.png
【問題】
コスト・マネジメントで行うべき活動として、正しいものを1つ選びなさい。

A. プロジェクトを成功のうちに完了するために必要な作業のみを含めることを確実にする
B. プロジェクトの成果物を活用する定常業務において発生するコストに対して、プロジェクトの意思決定が与える影響を考慮する
C. 効果的にステークホルダーの関与を引き出すためのマネジメント戦略を作成する
D. プロジェクト期間中に使用するコストが最小になるように、計画、実行、監視・コントロールを行う


 解答を見る!

執筆:中村 正明 [PMP®試験問題に挑戦!][2017年7月 5日配信]

PMBOK®ガイド第6版 最新情報 - 2017年9月にリリース

PMBOK®ガイド第6版の出版が、2017年9月とPMI®からアナウンスされました。
英語版か翻訳版か、電子版か印刷版かで発行の時期が若干異なります。
電子版は、PMI®会員であれば、無料でダウンロードできます。

■ 発行時期一覧

電子版 印刷版
英語版 9月
翻訳版
(日本語含む十か国語)
9月 9月下旬


なお、PMP®試験の改定時期は、2018年の第一四半期というアナウンスから変更ありません。

(参考) PMI® 公式アナウンス
http://www.pmi.org/update-center/publication-exam-updates/pmbok-guide

[お知らせ][2017年6月29日配信]

【PMの心得】 第15回:プロジェクト・マネジャーは、プロアクティブに行動せよ

プロアクティブ(proactive)を英和辞典で引くと、「先取りする、事前対策となる」といった意味が出てきました。すなわち、プロジェクト・マネジャーが「プロアクティブ」であるということは、「起きそうなことをあらかじめ予測して事前に対処するというマネジメントができている」ということになります。
みなさん、このように行動できていますか。

次から次へと問題が起きるので、東へ行って問題Aに対処し、西へ行って問題Bに対処して......、この連続で1日が終わり、次の日もまた同じように繰り返す。
このような日々を送っている方は一生懸命に仕事をしているように見えますが、残念ながらプロアクティブに行動できていないということになります。

「問題が起きたので、プロジェクト・マネジャーに報告しようとしたのだけれど、忙しそうなので遠慮した」
という 第6回 で紹介した事態も起きることになります。問題発見が遅れ、大きな問題になる、ますます東奔西走するはめに陥ります。

逆に、もしプロアクティブに行動できていれば、
「あらかじめ手が打ってあったので問題自体が起きなかった」
「問題は起きたが、あらかじめ考えてあった対応策をすみやかに実行させた」
ということになり、泰然自若としていられるというわけです。メンバーやお客様の話を聞く時間の余裕を持てることで、問題発見も早くなります。

これは実はリスク・マネジメントのことです。リスクとは、将来起きる可能性のあることで、起きるとプロジェクトに影響がある事象や状態のことです。
リスク・マネジメントの核心は、次の2点です。

  1. リスクを特定できる (=起きそうなことを予測できる)
  2. リスクの優先順位を考慮した対策を立案し実行できる (=あらかじめ手を打つ)

プロアクティブな行動で、プロジェクトの成功を勝ち取ってください。


■おすすめコース

【PDU対象】プロジェクト・マネジャーのためのリスク・マネジメント

リスクの特定(どんなリスクが起きそうか予想する)、分析(発生確率と影響の大きさに基づいて優先順位づけする)、リスク対応計画(リスクが起きないようにし、影響を小さくする策を計画する)、といったリスク・マネジメントをいかに進めるかを演習を通して学びます。プロアクティブな行動を身につけたい方はぜひご受講ください。

執筆:中村 正明 [PMの心得][2017年6月28日配信]

【PMP®試験問題に挑戦!】問題103:前提条件分析

exercise-pmp.png
【問題】
あなたはプロジェクト・マネジャーとして、前提条件分析を行いました。
その際の状況の説明として、正しいものを1つ選びなさい。

前提条件の不正確さ、不安定さ、矛盾、不完全さに基づき、
 A. プロジェクトのステークホルダーを特定する
 B. プロジェクトのアクティビティ定義を行う
 C. プロジェクトのWBSを作成する
 D. プロジェクトのリスクを特定する

 解答を見る!

執筆:中村 正明 [PMP®試験問題に挑戦!][2017年6月21日配信]


ここでは、[ASP]PMP(R)試験対策問題集から毎回1問をご紹介します。

PMP®とは、PMI®(Project Management Institute)が認定するプロジェクト・マネジャーの世界標準資格、PMP®(Project Management Professional)のことです。

[ASP]PMP(R)試験対策問題集 PMBOK(R)Guide第5版・新試験対応 (スマホ対応版)は、PMP®資格試験にチャレンジする方を対象に、効率的に試験準備を行うための自主学習教材です。選び抜かれた500問が入っています。解説付きですので、受験対策にぜひご活用ください。

※本ブログの「PMP®試験問題に挑戦!」は、過去20回の掲載分を公開しています。ご購入は上記のリンク先からどうぞ。




公式Facebookで新着記事をすぐにお届け!



※Microsoft、Windowsは、米国Microsoft社の登録商標です。
※Oracleは、米国オラクル・コーポレーションおよびその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。
※PMI、PMP、PMBOKは、プロジェクトマネジメント協会(Project Management Institute, Inc.)の登録商標です。
※ITIL®はAXELOS Limited の登録商標です。
※American Management Association は、米国アメリカン マネジメント アソシエーションの登録商標です。
※BOOT CAMP、NEW TRAIN、Glovalueはグローバルナレッジネットワーク株式会社の登録商標です。
※その他このサイトに掲載された社名、製品名は、各社の商標、または登録商標です。

© Global Knowledge Network Japan, Ltd. 2008-2016, All Rights Reserved.
  • Get ADOBE READER