Global Knowledge Japan

グローバルナレッジ PM道場
グローバルナレッジのASP教材『[ASP]PMP®試験対策問題集』から毎週1問をご紹介していきます。
そのほか、PMP®試験に関する最新情報や、グローバルナレッジからのお知らせなどを随時掲載。
受験対策にぜひご活用ください。
ホーム > グローバルナレッジ PM道場

【PMの心得】 第15回:プロジェクト・マネジャーは、プロアクティブに行動せよ

プロアクティブ(proactive)を英和辞典で引くと、「先取りする、事前対策となる」といった意味が出てきました。すなわち、プロジェクト・マネジャーが「プロアクティブ」であるということは、「起きそうなことをあらかじめ予測して事前に対処するというマネジメントができている」ということになります。
みなさん、このように行動できていますか。

次から次へと問題が起きるので、東へ行って問題Aに対処し、西へ行って問題Bに対処して......、この連続で1日が終わり、次の日もまた同じように繰り返す。
このような日々を送っている方は一生懸命に仕事をしているように見えますが、残念ながらプロアクティブに行動できていないということになります。

「問題が起きたので、プロジェクト・マネジャーに報告しようとしたのだけれど、忙しそうなので遠慮した」
という 第6回 で紹介した事態も起きることになります。問題発見が遅れ、大きな問題になる、ますます東奔西走するはめに陥ります。

逆に、もしプロアクティブに行動できていれば、
「あらかじめ手が打ってあったので問題自体が起きなかった」
「問題は起きたが、あらかじめ考えてあった対応策をすみやかに実行させた」
ということになり、泰然自若としていられるというわけです。メンバーやお客様の話を聞く時間の余裕を持てることで、問題発見も早くなります。

これは実はリスク・マネジメントのことです。リスクとは、将来起きる可能性のあることで、起きるとプロジェクトに影響がある事象や状態のことです。
リスク・マネジメントの核心は、次の2点です。

  1. リスクを特定できる (=起きそうなことを予測できる)
  2. リスクの優先順位を考慮した対策を立案し実行できる (=あらかじめ手を打つ)

プロアクティブな行動で、プロジェクトの成功を勝ち取ってください。


■おすすめコース

【PDU対象】プロジェクト・マネジャーのためのリスク・マネジメント

リスクの特定(どんなリスクが起きそうか予想する)、分析(発生確率と影響の大きさに基づいて優先順位づけする)、リスク対応計画(リスクが起きないようにし、影響を小さくする策を計画する)、といったリスク・マネジメントをいかに進めるかを演習を通して学びます。プロアクティブな行動を身につけたい方はぜひご受講ください。

執筆:中村 正明 [PMの心得][2017年6月28日配信]

【PMP®試験問題に挑戦!】問題103:前提条件分析

exercise-pmp.png
【問題】
あなたはプロジェクト・マネジャーとして、前提条件分析を行いました。
その際の状況の説明として、正しいものを1つ選びなさい。

前提条件の不正確さ、不安定さ、矛盾、不完全さに基づき、
 A. プロジェクトのステークホルダーを特定する
 B. プロジェクトのアクティビティ定義を行う
 C. プロジェクトのWBSを作成する
 D. プロジェクトのリスクを特定する

 解答を見る!

執筆:中村 正明 [PMP®試験問題に挑戦!][2017年6月21日配信]

【PMBOK®ガイド入門】第27回:要求事項収集プロセス

前回のコラムで「スコープ・マネジメント計画プロセス」の内容をお伝えしました。このプロセスで、「どのように要求事項を収集するのか?」を明確にしているはずですので、それに従って要求事項を収集するのが、今回ご紹介する「要求事項収集プロセス」です。

要求事項を収集する方法はいくつもあります。一般的な方法としては「インタビューをする」「アンケートを取る」といったものが挙げられます。
そうして収集した情報は、いつでも取り出したり、参照したりすることができるよう、整理しておく必要があります。整理するやり方の一つとして、このプロセスのアウトプットの一つである「要求事項トレーサビリティ・マトリックス」があります。トレーサビリティとは、トレースとアビリティが合わさった単語なので、言うなれば「要求事項を追跡することができるようにするための表」ということになります。

もう少し具体的に言うと、要求事項の起点から、要求事項を満たす成果物に至るまでを結び付ける表のことです。たとえば、WEBのショッピングサイトを構築するプロジェクトで、「24時間365日オープンとする」という要求事項があったとします。それが設計書やインフラ設備にそれがきちんと反映されているかを、要求事項トレーサビリティ・マトリックスを使って確認する、という使い方をします。

<推奨コース>
【PDU対象】要件定義のためのコミュニケーション術 ~要望・要件を引き出すヒアリングのポイント~
情報システム構築の要ともいえる要件定義においては、システム知識や業務知識そのものに加えて顧客や情報システム担当者との効果的なコミュニケーションを図ることが重要です。本コースでは、要件定義をスムーズに進めるために必要なスキルについて解説し、コミュニケーションにポイントを絞った演習を行います。

執筆:横山 昇 [PMBOKⓇガイド入門][2017年6月14日配信]

【PMP®試験問題に挑戦!】問題102:プロジェクト憲章

exercise-pmp.png
【問題】
プロジェクト憲章に記述すべき内容として、正しいものを1つ選びなさい。

A. プロジェクトの目的、スケジュールと実績、品質評価基準と品質評価結果
B. 任命されたプロジェクト・マネジャーの名前、そのプロジェクトに稼働実績を残した全メンバーの名前
C. プロジェクトの目的、要約マイルストーン・スケジュール、ハイレベルのリスク、要約予算
D. プロジェクトの目的、特定した全ステークホルダーの一覧

 解答を見る!

執筆:中村 正明 [PMP®試験問題に挑戦!][2017年6月 9日配信]

【PMの心得】 第14回:プロジェクト・マネジャーは、悪役を引き受けろ

あなたがプロジェクト・マネジャーを引受けているプロジェクトで、お客様と常時接している配下のメンバーがいる場合があると思います。お客様先に常駐していたり、お客様窓口をお願いしていたりする方です。
そんな時、プロジェクト・マネジャーであるあなたが悪役を引き受けることで、プロジェクトの成功率が高まります。

例えば以下のような場面です。

お客様と接している方が問題を起こしてしまった時

「○○が問題を起こしてしまって...」とその方を悪役にしてしまってはいけません。「このたびは、私の責任で...」と、あなたが責任を引受けましょう。

お客様に無理をお願いする際
あなたが交渉役になってください。「○○さん、お願いしてきて」と任せてはいけません。逆に、良い報告やお客様にプラスになる提案などは任せましょう。

メンバーの方とあなたも同席して、お客様と検討会を実施している場合
順調に進んでいれば口出し不要です。でも、「ここは譲れないぞ」という場面では、あなたの出番です。

こうすることで、お客様と接する機会の多いメンバーの方とお客様との信頼関係が築けます。コミュニケーションが良くなりプロジェクトの成功の可能性が高まります。さらには、次のプロジェクトの受注にもつながります。
一方、お客様から見たあなたは「××は、時々やってきては、勝手なことを言ってくる」と悪役になるわけです。つらい役回りかもしれませんが、プロジェクトの成功のためです。でもわかってくれるお客様は分かってくれています。

お客様を対象として書いてきましたが、相手が上司でも同じことです。積極的に悪役を引受けましょう。だんだんと交渉力もついてきます。

■おすすめコース

PMC0110G【PDU対象】【現場体験型】ステークホルダーを動かすあの手この手

お客様との交渉を体験するロールプレイがあります。プロジェクト・マネジャーは交渉力が必要です。しかし、研修の受講者の方々にお聞きすると「交渉は苦手だ」という方ばかりです。交渉の重要点を学ぶことができるコースです。

執筆:中村 正明 [PMの心得][2017年5月31日配信]

【PMP®試験問題に挑戦!】問題101:会話がない

exercise-pmp.png
【問題】
あなたは、顧客から受注したプロジェクトのプロジェクト・マネジャーです。
以下のような状況を想定してください。
  • 顧客のオフィスの1室をプロジェクト専用の部屋としており、顧客のプロジェクト担当者とあなたのプロジェクトのメンバーがその部屋で毎日働いている。
  •  プロジェクトは非常に忙しい状況で、顧客もあなたのプロジェクトのメンバーもそれぞれの仕事に没頭し、顧客の担当者とあなたのところのメンバーとの間の会話はほとんどない。
  • お互いの仕事がどのような状況にあるかも認識できていない。

このようなとき、プロジェクト・マネジャーとしてのあなたの取るべき行動として、正しいものを1つ選びなさい。

A. 飲み会を実施し、お互いを知る機会とする
B. その部屋で仕事をする全員が参加する朝会を開催し、各メンバーの仕事の状況などを簡潔に報告する場を設ける
C. 全メンバーがそれぞれの仕事に没頭しているので、かえって邪魔になるような行動は起こさない。静かに見守る
D. お互いの仕事の状況が分からないのままでは困る。役割を交代するなどしてどんな仕事なのかを実体験する仕組みを作る



 解答を見る!

執筆:中村 正明 [PMP®試験問題に挑戦!][2017年5月24日配信]

【PMBOK®ガイド入門】第26回:スコープ・マネジメント計画プロセス

今回から、計画プロセス群×プロジェクト・スコープ・マネジメント知識エリアの説明に入ります。ここには、4つのプロセスがあります。最初は「スコープ・マネジメント計画プロセス」になります。

このプロセスでは「スコープをどのように定義し、どのように確認し、どのように管理するか」を明確にします。もう少し具体的に申しますと、「プロジェクト・スコープ・マネジメント知識エリアにおける、それ以降のプロセスをどのように進めていくのか」を明確にします。
このプロセスの後に、「要求事項収集プロセス」「スコープ定義プロセス」「WBS作成プロセス」という3つのプロセスが続きます。これらをどう進めていくか、すなわち

  • どのようにして要求事項を収集するのか? - インタビューするのか?アンケートを取るのか?
  • スコープをどのように定義するのか? - 関係者全員が同じ成果物イメージを描けるようになるために、どのような進め方が有効なのか?
  • WBSはどのように作成するのが良いのか? - 過去に作ったWBSを参考に作れば良いのか?あるいは1から作る必要があるのか?
といったことを、この段階で決めておくわけです。

さらには、
  • 成果物の受け入れをどのように進めるか?(スコープ妥当性確認プロセス)
  • スコープが際限なく広がってしまうのをどのように防ぐか?(スコープ・コントロール・プロセス)
といった点まで明確にしておきます。

これらを計画の初期段階で明確にしておくことが、後々プロジェクトをスムーズに進めていくための一助になります。

<推奨コース>
【PDU対象】PMBOK(R)Guide第5版概要 ~プロジェクトマネジメントのグローバル・スタンダードを学ぶ~
このコースでは、PMBOK(R)Guideで定義されている47プロセスを網羅的に学習します。その中で、今回お伝えしたスコープ・マネジメント計画プロセスを含む、それぞれのプロセス間の関係性を確認することができます。

執筆:横山 昇 [PMBOKⓇガイド入門][2017年5月17日配信]

【PMP®試験問題に挑戦!】問題100:パラメトリック見積り

exercise-pmp.png
【問題】
パラメトリック見積りの例として、正しいものを1つ選びなさい。

A. 新薬開発プロジェクトで、所要期間の楽観値、最可能値、悲観値を見積った上で算出する
B. 建設プロジェクトにおける設計作業で、設計作業を要素分解し、分解した作業単位に見積り、積算する
C. ケーブル敷設で、過去の類似事例から今回の所要期間を見積もる
D. ペンキ塗り作業で、ペンキ塗りする総面積に1平方メートルあたりの作業単価を掛けることでコストを見積もる


 解答を見る!

執筆:中村 正明 [PMP®試験問題に挑戦!][2017年5月10日配信]

【PMの心得】 第13回:プロジェクト・マネジャーは、気になったことには必ず手を打て

プロジェクトに失敗した場合には、その原因を明確にした上で、教訓化する必要があります。PMBOK®ガイドでたいへん強調しているところです。
さらにその上で、その要因にプロジェクトの途中で気づいていたかを究明してください。そうすると、かなりの確率で気付いていたことが多いのです。「気づいていたのに手を打たなかった。手を打たないとまずいと考えていたにもかかわらず何もしなかった。」とお話くださるプロジェクト・マネジャーの方に数多く出会いました。

「要件定義工程で、顧客の要件を吸い上げきれていないと懸念を抱いていたのに、次の工程に進んでしまった」
「インタフェースに誤りがあるのではと思いつつ、確認しないまま放置した」
「重要な話をお客様が誤解している可能性があると気づいていたのに、会いに行かなかった」

これらは、その場で行動を起こしていれば大きな問題にはならなかったのに、見過ごしたため後の工程の大きな手戻りになってしまい、プロジェクトの成功に大きなマイナス要因となってしまった事態の例です。
「忙しかった」と言い訳をする方もいらっしゃるのですが、第6回(プロジェクト・マネジャーは、自らをヒマにしろ)で書いたように「忙しかった」はプロジェクト・マネジャーの言い訳としては通りません。「忙しくないようにした上で、気づいたことには前もって対処する」がプロジェクト・マネジャーの心得です。
この点を頭の中に叩き込んでおくだけでも行動が変わります。

■おすすめコース

PMC0108G【PDU対象】プロジェクト・マネジャーのためのリスク・マネジメント

本文に書いたことをリスク・マネジメントの言葉で表現すると、「リスクに気づいていたにもかかわらず、対策を取らなかった」ということになります。「リスクに気づくこと」「気づいた大きなリスクには対策を講じること」が、リスク・マネジメントの根幹です。その具体的行動を学ぶ研修です。

執筆:中村 正明 [PMの心得][2017年4月27日配信]

【PMP®試験問題に挑戦!】問題99:クリティカル・パス

exercise-pmp.png
【問題】
クリティカル・パスの定義として、正しいものを1つ選びなさい。

A. プロジェクトを通して最も長いアクティビティの経路
B. プロジェクトを通して最も短いアクティビティの経路
C. プロジェクトで最も余裕のあるアクティビティの経路
D. プロジェクトで最も早く終了するアクティビティの経路


 解答を見る!

執筆:中村 正明 [PMP®試験問題に挑戦!][2017年4月19日配信]


ここでは、[ASP]PMP(R)試験対策問題集から毎回1問をご紹介します。

PMP®とは、PMI®(Project Management Institute)が認定するプロジェクト・マネジャーの世界標準資格、PMP®(Project Management Professional)のことです。

[ASP]PMP(R)試験対策問題集 PMBOK(R)Guide第5版・新試験対応 (スマホ対応版)は、PMP®資格試験にチャレンジする方を対象に、効率的に試験準備を行うための自主学習教材です。選び抜かれた500問が入っています。解説付きですので、受験対策にぜひご活用ください。

※本ブログの「PMP®試験問題に挑戦!」は、過去20回の掲載分を公開しています。ご購入は上記のリンク先からどうぞ。




公式Facebookで新着記事をすぐにお届け!



※Microsoft、Windowsは、米国Microsoft社の登録商標です。
※Oracleは、米国オラクル・コーポレーションおよびその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。
※PMI、PMP、PMBOKは、プロジェクトマネジメント協会(Project Management Institute, Inc.)の登録商標です。
※ITIL®はAXELOS Limited の登録商標です。
※American Management Association は、米国アメリカン マネジメント アソシエーションの登録商標です。
※BOOT CAMP、NEW TRAIN、Glovalueはグローバルナレッジネットワーク株式会社の登録商標です。
※その他このサイトに掲載された社名、製品名は、各社の商標、または登録商標です。

© Global Knowledge Network Japan, Ltd. 2008-2016, All Rights Reserved.
  • Get ADOBE READER