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グローバルナレッジ PM道場
グローバルナレッジのASP教材『[ASP]PMP®試験対策問題集』から毎週1問をご紹介していきます。
そのほか、PMP®試験に関する最新情報や、グローバルナレッジからのお知らせなどを随時掲載。
受験対策にぜひご活用ください。
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【PMBOK®ガイド入門】第22回:プロジェクトマネジメント・知識エリア

前回のコラムでは、10個のプロジェクトマネジメント・知識エリアのうち、前半5個についてお伝えしました。今回は後半5個についてお伝えします。

 

【プロジェクト人的資源マネジメント】

プロジェクト・チームを組織し、マネジメントし、リードするためのプロセスから成ります。たとえば、プロジェクトの計画段階で組織体制(組織図)を明確にし、実際にプロジェクトの成果物を作成していく段階になったら、チームとして機能するよう、「モチベーションをキープする」「コンフリクトを解消する」といった対応が必要になります。


【プロジェクト・コミュニケーション・マネジメント】

プロジェクト情報の生成、収集、配布、保管、検索、最終的な廃棄等を適切かつ確実に行うプロセスからなります。たとえば、「会議体の運営ルールや情報の伝達ルールを決める」というのはこの知識エリアで実施すべき事項になります。それだけでなく、情報の伝達が上手くいかないのであれば、伝達の仕方を変える、たとえば「メールベースではなく対面での情報伝達をメインにする」といった対応が必要になります。


【プロジェクト・リスク・マネジメント】

リスクとは、「もし発生すれば、プロジェクト目標にプラスやマイナスの影響を与える不確実な事象あるいは状態のこと」と定義されています。このリスクをマネジメントする、すなわちリスクの洗出し、分析、対応計画の立案、状況の監視等を実施するプロセスからなります。もう少し具体的に言うと、リスクを洗い出し、対応の優先順位を決め、発生しても困らないように対策を立てておく必要があります。そして「起こるかどうかは分からない」のがリスクなので、プロジェクト期間中は「発現の兆候がないか」等、監視を続ける必要があります。


【プロジェクト調達マネジメント】

作業の実行に必要なプロダクト、サービス、所産を外部から購入または取得するプロセスからなります。もう少し具体的に言うと、プロジェクトの遂行に必要な人、物を「どこから」「どのように」調達するかを決定し、必要なものが納品されるよう、外部のパートナーを適切にリードしていく必要があります


【プロジェクト・ステークホルダー・マネジメント】

ステークホルダーを特定、分析し、効果的に関与させるよう、適切にマネジメントするプロセスからなります。ステークホルダーにどう相対していくかは、プロジェクトの成否を決める重要なファクターの1つです。この知識エリアは、PMBOK(R)Guide5版で新たに追加されました。ステークホルダー・マネジメントの重要性が高まっていることを示しています。

 

推奨コース

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PDU対象】PMBOK(R)Guide5版概要 ~プロジェクトマネジメントのグローバル・スタンダードを学ぶ~


このコースでは、全てのプロジェクトマネジメント・プロセスを網羅的に確認していきます。PMBOK(R)Guideの概観と、11つのプロセスで何をすべきなのかといった詳細を学習したいという方に最適なコースです。


執筆:横山 昇 [PMBOKⓇガイド入門][2017年1月17日配信]

【PMP®試験問題に挑戦!】問題92:ネットワーキング

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PMBOK(R)ガイドで言及しているネットワーキングは、どんな点で有効なのでしょうか。最適なものを1つ選びなさい。

 

A. 良いコンピューター・ネットワークの設計が可能となる

B. 顧客との信頼関係を強化する

C. チーム・メンバーのモチベーションを向上させる

D. 優れたコンピテンシーや特別な経験を持った人財に関する情報を入手できる



 解答を見る!

執筆:中村 正明 [PMP®試験問題に挑戦!][2017年1月13日配信]

PMBOK®ガイド第6版 - アジャイル登場

2017年の第3四半期に発行が予定されているPMBOK®ガイド第6版の変更点が、PMI® のサイト(英語)に掲載されていましたので、ご紹介します。

新しい点は、各知識エリアに、アジャイルやその他の反復型・適応型環境へのアプローチと題したセクションが追加されることです。そのセクションでは、これらの型の実践がプロジェクトの場面にいかに組み込まれるかが記述されます。
アジャイルやその他の反復型・適応型アプローチの詳細は、付録に書かれる予定とのことです。

アジャイル以外の追加事項(一部)
・戦略・ビジネス知識に関してこれまで以上に強調
・PMIタレント・トライアングルに関する情報を提供
・今日のマーケットでの成功に必須のスキルについて記載

引き続き、新着情報がありましたらこちらのブログで紹介いたします。

参考:PMBOK(R)Guide 第5版の際のスケジュール

[お知らせ][2016年12月28日配信]

第9回:プロジェクト・マネジャーは、残業指示には抑制的になれ

 ある人が1日に8時間働いて80ユニットの仕事ができる作業があったとしましょう。2時間残業して1日に10時間働いたら100ユニットの仕事ができるでしょうか。7時間残業して1日に15時間働いたら150ユニットの仕事ができるでしょうか。翌日が締切りの仕事で、かつ、残業はその日のみであれば、できるかもしれません。でも、15時間働いた翌日の生産性は落ちるのではないでしょうか。

 

来週の月曜日が締切りなので、今週は月曜から毎日5時間残業して頑張るという場合はどうでしょう。来月1日が締切りなので、今月は1日から毎日4時間残業して...。来年1月が締切りなので、今年は1月から...。

 

短期的には、残業することで1日あたりの仕事量を上昇させることは可能でしょうが、長期的には残業で1日当たりの仕事量はむしろ下降すると考えるべきです。長期の平均を取れば、ある人が1日に8時間働いて80ユニットの仕事ができるのであれば、1日に10時間働くと1日に70ユニットとかに下がってしまうということです。モチベーションは確実に下がります。

 

生産性のみを考えても、残業は一時的な緊急事態にのみ適用すべきです。ワーク・ライフ・バランスの視点を考慮すれば、当然すぎるほど当然のことです。プロジェクト・マネジャーのみなさん、ご自身のことも考えて残業ゼロを目指してください。

 

■おすすめコース


PMC0123G

PDU対象】【現場体験型】複数プロジェクトマネジメント

このコースは小さな複数プロジェクトを効率的にマネジメントする方法を考えるものですが、マネジメントする時間を創出することも検討します。時間がないから残業するのではなく、仕事の時間配分を見直すのです。また、時間創出のためには、育てて任せることも必要です。いかに育てるかも考えます。残業の減少にも役立ちます。

執筆:中村 正明 [PMの心得][2016年12月22日配信]

【PMP®試験問題に挑戦!】問題91: コスト・マネジメント計画

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【問題】

コスト・マネジメント計画プロセスに含まれる活動として、正しいものを1つ選びなさい。

 

A. プロジェクトの資金として、自己資金を使う、株式を発行する、借金でまかなうなどの選択肢を検討する

B. 要求事項の優先順位づけの方法を検討する

C. コスト見積りの正確性を向上させるために、デルファイ法を実施する

D. アクティビティ・コスト見積りとスケジュールを考慮して、コスト・ベースラインを策定する


 解答を見る!

執筆:中村 正明 [PMP®試験問題に挑戦!][2016年12月16日配信]

【PMBOK®ガイド入門】第21回:プロジェクトマネジメント・知識エリア

まず前回のコラムでお伝えした内容を簡単に復習しておきましょう。

【1】 PMBOK®ガイド第5版では47のプロセスが規定されている。

【2】それらのプロセスは5個のプロジェクトマネジメント・プロセス群と10個のプロジェクトマネジメント・知識エリアに区分けされる。

【3】もう少し具体的に言うと、横5(プロセス群)×縦10(知識エリア)のマス目の中に、47のプロセスが配置されている。


前回のコラムでは、5個のプロジェクトマネジメント・プロセス群についてお伝えしました。今回は10個のプロジェクトマネジメント・知識エリアのうち、前半5個についてお伝えします。

 

【プロジェクト統合マネジメント】

プロジェクトにおける要求事項を満たすために不可欠な、統一、集約、明確化、統合的な処置を行うプロセスから成ります。たとえば、変更を受け付ける窓口を一本化したり(変更マネジメントの一部)、成果物の版管理の仕方を明確にしたり(コンフィギュレーションマネジメントの一部)・・・といったことができていないと、プロジェクトが混乱に陥り、要求事項を満たせなくなってしまう恐れがあります。


【プロジェクト・スコープ・マネジメント】

プロジェクトを成功させるために必要な全ての作業を明確にするためのプロセスから成ります。たとえばプロジェクトにおける除外事項や、責任分界点を定めておかないと、プロジェクト関係者間で認識齟齬が起こり、思わぬ作業漏れが出てしまう恐れがあります。


【プロジェクト・タイム・マネジメント】

プロジェクトを所定の期間内に完了させるために必要なプロセスから成ります。実現可能なスケジュールを立てるのはもちろんのこと、どのように進捗管理を行うのかを明確にしておかないと、遅れの発見が遅れて、プロジェクトの進捗に悪影響を及ぼす恐れがあります。


【プロジェクト・コスト・マネジメント】

プロジェクトを承認済みの予算内で完了させるために必要なプロセスから成ります。「トータルでいくらかかるのか?」を明確にしておくのはもちろん重要ですが、「いつ、どのくらいコストが出ていくのか」を明確にしておかないと、コスト超過に陥ってしまう恐れがあります。


【プロジェクト品質マネジメント】

品質方針、品質目標、品質に対する責任等を決定するプロセスから成ります。たとえば出来上がった成果物に対してテストを行ったとしても、その結果を判断する基準(品質目標)がなければ、成果物の出来の良し悪しを判断することが困難になってしまいます。



推奨コース

PMC0096G

PDU対象】PMBOK(R)Guide5版概要 ~プロジェクトマネジメントのグローバル・スタンダードを学ぶ~

 

このコースでは、全てのプロジェクトマネジメント・プロセスを網羅的に確認していきます。PMBOK®ガイドの概観と、11つのプロセスで何をすべきなのかといった詳細を学習したいという方に最適なコースです。


執筆:横山 昇 [PMBOKⓇガイド入門][2016年12月12日配信]

【PMP®試験問題に挑戦!】問題90: 交渉

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【問題】

購入者、納入者双方が合意するために交渉をすることがあります。交渉の成功に役立つ行動として正しいものを1つ選びなさい。

 

A. 勝利する意思が重要である

B. 利害ではなく、立場に焦点をあてる

C. 立場ではなく、利害に焦点をあてる

D. 譲歩するときは、価値のないものを譲るように振る舞う

 


 解答を見る!

執筆:中村 正明 [PMP®試験問題に挑戦!][2016年12月 2日配信]

【PMの心得】第8回: プロジェクト・マネジャーは、第三者レビューを活用せよ

次の引用を読んでください。


 自分が選択したこと、自分がやっていること、自分が考えていることの適切さについて第三者的、価値中立的な視点から吟味できないことを僕たちは「頭が悪い」と言います

(内田樹「困難な成熟」)

 

 第三者の視点から吟味できないことを「頭が悪い」とは、痛烈な言葉です。でも、プロジェクト・マネジャーは、これができないと「プロジェクトの失敗」に至ります。そして、自分で第三者的に見るだけでなく、本当に第三者に見てもらう必要があります。さらに言えば、プロジェクトの現場には、第三者が見る仕組みが整っていると思います。


 ところが、計画書などの第三者レビューを実施しているにもかかわらず、正しく活用されず、失敗を未然に防止できていない事例がしばしば発生します。なぜ活用できないのでしょうか。それはやはり「第三者的、価値中立的な視点から吟味できない」からではないでしょうか。


 第三者的に見る必要はないと思っていると、第三者レビューは「余計な」仕事になります。プロジェクトをどんどん進めたいのに、「余計な」第三者レビューをやらされる。「なんとかうまい具合に通過させたい」「指摘をされて修正することになるなんて面倒だ」と考えてしまうと、骨抜きレビューになってしまいます。


 「私なりに最大限の力を尽くして計画書を作成しました。しかし、見落としや勘違いがあるに違いありません。是非、ご指摘ください。それを通じて最高の計画書に仕上げたいのです。ご協力ください」という姿勢で第三者レビューに臨めば、いろいろ良いアドバイスがもらえることにつながります。プロジェクトの成功のために役立つのです。


 レビューする側にも問題があるかもしれません。形式面ばかりにこだわったり、視点が偏っていたりすることもあるでしょう。レビューする際に、レビューの目的を共有して、レビューする側と、される側の協力により良いレビューにしてください。

 

■おすすめコース

 

PMC0118G

PDU対象】【現場体験型】プログラム・マネジャーのためのプロジェクト・レビュー力


このコースはレビューする側の方向けのコースです。

プロジェクト・マネジャーを支援してプロジェクトを成功に導いてもらうための力を身に付けます。レビュー力だけでなく、育成するという視点も学びます。



執筆:中村 正明 [PMの心得][2016年11月25日配信]

【PMP®試験問題に挑戦!】問題89: 二次リスク

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【問題】

二次リスクに関する記述として、正しいものを1つ選びなさい。

 

A. リスク対応策を実施した直接の結果として生ずるリスク

B. それぞれのリスク対応策の実施後も残るリスク

C. リスク登録簿に登録されていないリスク

D. リスクマネジメントの対象とする必要のないリスク



 解答を見る!

執筆:中村 正明 [PMP®試験問題に挑戦!][2016年11月18日配信]

【PMBOK®ガイド入門】第20回:プロジェクトマネジメント・プロセス群

前回、前々回のコラムではPMBOK®ガイドで規定されているプロセスの概観に関して述べてきました。その中でお伝えしてきたように、PMBOK®ガイド第5版では47のプロセスが規定されています。

そして、それらのプロセスは5個のプロジェクトマネジメント・プロセス群と10個のプロジェクトマネジメント・知識エリアに区分けされます。もう少し具体的に言えば、横5(プロセス群)×縦10(知識エリア)のマス目の中に、47のプロセスが配置されています。

今回のコラムでは、プロジェクトマネジメント・プロセス群についてお話しします。


プロジェクトマネジメント・プロセス群とは、「立上げプロセス群」「計画プロセス群」「実行プロセス群」「監視・コントロール・プロセス群」「終結プロセス群」から成ります。それぞれのプロセス群の位置付けを以下に記述します。

 

【立上げプロセス群】

プロジェクトの初期段階、主としてプロジェクトの承認を得るプロセス群です。2個のプロセスがあります。


【計画プロセス群】

プロジェクトで実施することを計画するプロセス群です。たとえば「WBSを作成し、それを元にスケジュールを立て、コスト見積りを行う」のはこのプロセス群で実施する内容です。全部で24個のプロセスがあります。


【実行プロセス群】

計画に従って実作業を行っていくプロセス群です。全部で8個のプロセスがあります。


【監視・コントロール・プロセス群】

主として、計画通りに実施できているかを「見張っている」プロセス群です。たとえば「進捗状況を確認するため、進捗会議を実施する」というのは、このプロセス群の中にある「スケジュール・コントロール」で実施すべき内容です。全部で11個のプロセスがあります。


【終結プロセス群】

プロジェクトの最終局面です。主に成果物の移管が行われます。全部で2個のプロセスがあります。移管は、システム開発等のIT分野においては、本番移行、本番稼働、本番カットオーバー・・・といった言葉で呼ばれることが多いです。

 

推奨コース

PMC0096G

PDU対象】PMBOK(R)Guide5版概要 ~プロジェクトマネジメントのグローバル・スタンダードを学ぶ~


このコースでは、プロジェクトマネジメント・プロセス群を「立上げプロセス群」から「終結プロセス群」まで、順番に確認していきます。PMBOK®ガイドの概観と、11つのプロセスで何をすべきなのかといった詳細を学習したいという方に最適なコースです。


執筆:横山 昇 [PMBOKⓇガイド入門][2016年11月11日配信]


ここでは、[ASP]PMP(R)試験対策問題集から毎回1問をご紹介します。

PMP®とは、PMI®(Project Management Institute)が認定するプロジェクト・マネジャーの世界標準資格、PMP®(Project Management Professional)のことです。

[ASP]PMP(R)試験対策問題集 PMBOK(R)Guide第5版・新試験対応 (スマホ対応版)は、PMP®資格試験にチャレンジする方を対象に、効率的に試験準備を行うための自主学習教材です。選び抜かれた500問が入っています。解説付きですので、受験対策にぜひご活用ください。

※本ブログの「PMP®試験問題に挑戦!」は、過去20回の掲載分を公開しています。ご購入は上記のリンク先からどうぞ。




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